夢は大きく!フォトスタジオがお教えします!F1ピットクルーになるには?

F1

国家試験は多種多様を極めます。国土交通省だけでも、住宅・建築、不動産、船舶、航空、観光、自動車、建築、都市、国土地理、気象の分野があります。今回のブログは自動車の整備士について、簡単にまとめました。ご興味のある方は、ご一読下さい。


自動車整備士

各都道府県で自動車整備士の技能検定(自動車整備士国家試験)が実施されます。学科は7月下旬頃と11月下旬頃の年2回、実技は8月中旬頃と2月下旬頃の年2回、認定試験においては学科は10月上旬頃と3月下旬頃の年2回行われますが、区分によって実施回数は異なります。

1、一級自動車整備士

【学科(筆記と口述)】
構造、機能及び取扱い法
1-1-1、点検、修理、調整及び完成検査の方法
1-1-2、整備用機械に関する初等知識
1-1-3、整備用の試験機、計量器及び工具の構造、機能及び取扱い法
1-1-4、材料及び燃料油脂の性質及び用法
1-1-5、図面に関する一般知識
1-1-6、保安基準その他の自動車の整備に関する法規
【実技】
1-2-1、基本工作
1-2-2、点検、分解、組立、調整及び完成検査
1-1-3、修理
1-1-4、整備用の試験機、計量器及び工具の取扱


2、二級自動車整備士
【学科】
2-1-1、構造、機能及び取扱法に関する一般知識
2-1-2、点検、修理、調整及び完成検査の方法
2-1-3、整備用の試験機、計量器及び工具の構造、機能及び取扱法に関する一般知識
2-1-4、材料及び燃料油脂の性質及び用法に関する一般知識
2-1-5、図面に関する初等知識
2-1-6、保安基準その他の自動車の整備に関する法規
【実技】
2-2-1、基本工作
2-2-2、点検、分解、組立、調整及び完成検査
2-2-3、一般的な修理
2-2-4、整備用の試験機、計量器及び工具の取扱


3、三級自動車整備士
【学科】
3-1-1、構造、機能及び取扱法に関する初等知識
3-1-2、点検、修理及び調整に関する初等知識
3-1-3、整備用の試験機、計量器及び工具の構造、機能及び取扱法に関する初等知識
3-1-4、材料及び燃料油脂の性質及び用法に関する初等知識
3-1-5、保安基準その他の自動車の整備に関する法規
【実技】
3-2-1、簡単な基本工作
3-2-2、分解、組立、簡単な点検及び調整
3-2-3、簡単な修理
3-2-4、簡単な整備用の試験機、計量器及び工具の取扱


4、特殊整備士
【学科】
4-1-1、構造、機能及び取扱い法
4-1-2、点検、修理、調整及び完成検査の方法
4-1-3、整備用機械に関する初等知識
4-1-4、整備用の試験機、計量器及び工具の構造、機能及び取扱法
4-1-5、材料の性質及び用法
4-1-6、図面に関する一般知識
4-1-7、保安基準その他の自動車の整備に関する法規
【実技】
4-2-1、基本工作
4-2-2、点検、分解、組立、調整及び完成検査
4-2-3、修理
4-2-4、整備用の試験機、計量器及び工具の取扱い

これらは一定の実務経験を積むと免除されます。即ち、学者や評論家より街の経験豊富なおっちゃんの方が安全・安心して車の整備を任せられるでしょ、ってことですね。


必要書類は、
 ●登録試験受験申請書 1通
 ●受験資格を証する証明書
 ●写真 1枚
  ※申請前6ヵ月以内に脱帽し正面から撮影したもので、縦6cmX横4.5cm
 ●葉書 学科試験2枚(一級は4枚)、実技試験2枚
 ●受験手数料 学科試験:一級6,200円、一級以外4,200円/ 実技試験:12,000円

です。


ここからが本題です。
F1チームの
本拠地はヨーロッパにある訳ですからクルーの募集もヨーロッパで行われます。技術はもちろんのことコミュニケーションとして英語が必須となります。
F1は自動車レースの最高峰に位置しますので、それに係わる人たちも各分野においてはスペシャリストの集団と言えます。
そこで要求されるのは即戦力です。
そしてまずは修行です。日本の資格は欧州では通用しませんが、日本で技を磨くには自動車整備士の資格は取得しておいた方がいいでしょう。

従いまして、レーシングチームへの所属経験は欠かせません。そこでレース経験を積み専門知識を取得し、渡欧して生活の拠点を移す必要があります。日本に居てはチャンスは少ないです。
かなりの狭き門ですが、それは当然と言えば当然ですね。

人生を掛ける価値のある仕事だと思います。


担当:いりえ