無難なブラックスーツで成人式に出ようとしている男子よ、本当にそれでいいのか!?
来年1月に成人式を迎える男子諸君!いかがお過ごしですか?
ちょっと気が早い話題ですか、いえいえ、そうでもないですよ。
女子は夏にはどんな振袖を着るか決めてますし、ヘアサロンやフォトスタジオの予約だってしてますからねー。
ところで。
「冠婚葬祭」って具体的に何を指しているかご存知でしょうか。
お恥ずかしながら私は「冠婚」が「結婚式」、「葬祭」が「葬式」のことだと思っていました…。
正しくは、「婚」と「葬」がご存じのとおり「結婚式」と「葬式」、そして「冠」は「成人式」、「祭」は「法事やお盆」のことを指しています。
人生の節目である冠婚葬祭の際、通常は礼服を着用します。
日本は正装の場では、女性は和装、男性は洋装にすることが多いようです。
成人式に着るものも、女子は振袖、男子はスーツ、の人が多いのがまさにいい例。
結婚式を思い浮かべても、新郎新婦のご両親は、お母様は留袖、お父様はモーニングであることが多いです。
そう考えると、男性って意外と和装の礼服=袴(紋付羽織袴)を着る機会がないのかもしれませんね。
ご自身の結婚式で和装を選ばれたら機会はありますが…
未来の奥様が白無垢は着たくないと言ったら?
結婚式は挙げたくないと言ったら?
そもそもオレ結婚できるのかな…?え、一生独身だったら、棺桶の中の白装束が初めての和装…!?
と、まあ大げさに言いましたが。
まずは生きてさえいれば誰にでも訪れる成人式で、袴デビューするのもいいんじゃないでしょうか!
しかし、そうは言いましても、正直、成人式の袴、イメージどうですか?
自分で言っといてなんですけれども、どうも「荒れる成人式」の印象がですね…ありますよね…
注)「荒れる成人式」で画像検索するとたくさん出てきます。
ひとり浮きそう~とか、似合わなそう~とか、そんな心配もありませんか。
なので!私がオススメしたいのは!
レトロモダンな袴スタイル!なのです。
レトロモダンな袴の青年、こういうところが似合いそう
和洋折衷という言葉があるくらい、日本人は古来より異国文化を取り入れるのがとても上手でした。
かの有名な坂本龍馬を思い出してください。
パーマヘアをラフにまとめたヘアスタイル、足元はブーツ。
適度なゆるさとミックスコーデは着こなし術のテッパンですよね。
明治~大正にかけては、文明開化の影響で西洋のものがどんどん浸透していきました。
大正ロマンと呼ばれる文化や事象です。
ファッションも和服と洋服がかっこよくミックスされて、着物の下に襟付きシャツを着たり、ストールを巻いたり、ハットを被ったりと、独特のスタイルが確立されていきます。
今のトレンドのロイドメガネやツーブロックなども、大正ロマンな袴の着こなしにぴったりです。
成人式でバリバリの和装もかっこいいんですが、お手持ちのアイテムを組み合わせることで、もっと気軽に袴を着られるのではないでしょうか。
袴に着られてる感もぐっと抑えられますし、スーツの集団にも馴染みやすいですよ。
普段は恥ずかしいと思っている記念写真も撮っておきたくなるかもしれませんね!?