就活において、面接は必ず通らなければならない道です。誰かと話すことが得意な人もいれば、自分と年齢の離れた人と話すなんて緊張する、と感じる大学生も多くいるのではないでしょうか。そこで今回は、面接を受ける上で大切なポイントをご紹介します。
①些細なことでも構わないので、とにかく実話を話す。
就職面接というと、自分が学生時代に取り組んだ活動を挙げて、自身の長所や人間性をアピールすることが多くなります。これが自己PRです。他の学生との集団面接を受けると、海外留学、ボランティア、サークルの主将など、自分より「すごい話題」を持ちかける学生に圧倒されます。
そして、そんな話を雄弁する学生の傍で自身を無くししまうかもしれません。しかし、それは残念なことです。大学でこんな勉強をした、アルバイトでこんな仕事をした、こんな趣味がある…学生生活を思い出せば、自分を表現できる話題はたくさん出てくるはずです。企業の方が聞きたいのは、どれくらい「すごい活動をした」のかではなく、「何を学んだのか」です。規模にとらわれず、自分にしか話せない「実話」を自信を持って話しましょう。
②「セリフ」は考えない。「ネタ」は考える。
待合室で順番を待っていると、何やら他の学生がブツブツ呟いている、メモを読んでいる姿を目にするかもしれません。その人たちはきっと、自己PRで言うための原稿を直前まで頭に叩き込んでいるのです。あまりこの行動はお勧めできません。もし本番に緊張して言葉が飛んでまえば、話し方にも話の内容にも違和感が生まれるからです。加えて、企業の方は面接を通して、受験する人が自然とコミュニケーションをとれているかも判断します。
「これは絶対話そう」という話題や言葉を掻い摘んで覚えることは、自信にも繋がるので大切です。しかし、文章を丸暗記するのは学生自身にも負担ですし、聞いている面接官も疲れてしまいます。面接は暗唱テストの場ではなく、コミュニケーションの場だということを忘れないでください。