履歴書に「?」を仕込んでみる@就活
「喰らえ必殺!不良黒猫理論!!」
履歴書って書くところがたくさんありますね。
の、わりに書けることなかったりして困ってしまったりします。例えば資格の欄とか、なにか資格をもってたって、その仕事に関係ない資格だと書いても仕方なかったりするんですよね
さてここで、わたくしが以前学生時代に働いていたバイト先の後輩君と就活の話をしていた時の話です
後輩君「俺電卓の資格持ってるんっすよ!」
私「なにそれ、なんでとったんですかそんな資格」
後輩君「簡単に取れるし、履歴書に書いとくと絶対触れてもらえるんですよ!
Sさん(私)もなにそれ?って思われましたよね、
みなさんそう思うから、そっから話題になるし、覚えてもらえるんで!」
私「ほあ~きみ~天才や~」
留学するための費用をバイト掛け持ちしてためているというすっごいしっかりした後輩さんでしたが、ああ、資格ってそんな考え方もあるんやな、確かに、と目からうろこだったことを覚えています。
あ、いえ、電卓の資格とったら面接に有利なんやでえ…という記事ではなく!面接でのアピール方法は人それぞれあるってことが言いたかったんです!!学校で教わった面接対策とか、マニュアル本とかだとどうしても他の人とおんなじになってしまいがち。面接に勝つには相手の印象に残ること、もちろんいい意味で!
面接官の方って大体決まった質問と、あとは履歴書に書いてある情報から質問をされます。ですのでこう、電卓の資格のように、なんだこれ?って思わず聞いちゃうようなこと書いておくと、話題にもなりますし、「あの電卓の子」みたいな印象がついて相手の記憶にのこりやすい。
もっとも、ただ面白さに持ってけばいいってもんでもありません、彼の場合はこれに加え
「バイトの費用を自分で貯め、一年間の語学留学をした」
という、すごい真面目な一面もあるんですね。いや、電卓がふざけてるといっているわけではございませんよ…ええ…。しっかりとした印象を相手に与えながら、かつユーモアを履歴書の中に仕掛ける、素晴らしい戦法だなとわたくし感銘を受けました。
就活は戦場だ!ともいわれます。マニュアル本で基礎をさらうことは勿論大切ですが、こうしたあなただけの必殺技をどこかに仕込んでおくといいかもしれません。
彼が元気でやっていることをひそかに祈っているあべの店スタッフSでした。
※不良黒猫理論とは…
普段不真面目な素行の者が雨の日に黒猫を拾う様をみて、ああ、あの子根はええこなんやなあ…と思っちゃう理論。元々いい人と思われている人間が行うのとは異なり、何故か、よりいっそういいことをしているように見える、ギャップ効果。