【にじゅうまる◎】のお受験写真のために【保護者の方】ができること!
「ちゃんとして!」
「ちゃんとしないと××してあげないよ!」
お受験写真撮影の時に、おかあさまおとうさまから聞く言葉No.1です。
ついつい言ってしまいがちですよね~。
が、それを言ってちゃんとできたお子さまは、
残念ながらひとりもいません。
(私・カメラマン中田の経験上ですが。)
写真屋さんの迷惑になる…と、
私たちをお気遣いくださっての言葉だと承知しておりますが、
そんな遠慮は全く要りません!!
知らない場所、知らない人、
ごつくて真っ黒の大きなカメラに、雷のように光るストロボ。
大人だって写真撮影は緊張します。
小さな子どもが不安にならないわけがありませんよね。
その上、「ちゃんとしなさい」のプレッシャーがあったら。
きっと、
写真撮影って嫌だな、お受験って嫌だな
という気持ちになるでしょう。
また、こうして撮った写真は、おかあさまおとうさまから見ても、
あんまりいい表情じゃないな…と感じられるのではないかと思います。
それはとっても残念なことです。
撮影もお受験も楽しんでもらいたい。
私はいつもそう思っています。
ですから、撮影している「今」を楽しんでもらう工夫を精一杯しています。
例えば、
ひとりでカメラの前に立つことができないお子さま。
最初は家族みんなで撮ります。
おかあさまおとうさまが楽しそうに写っているのを見て、
お子さまも安心してくれます。
はしゃいでしまってじっとできないお子さま。
遊びながら変なポーズを撮らせてもらった後、
次はぴしっとかっこいいのも撮ろうか、と言うと
真面目な表情を決めてくれます。
泣いてしまうお子さま。
場所や人や状況に慣れてもらえるまで、
おかあさまやおとうさまも交えてスタジオで一緒に遊びます。
撮影できるまで1時間くらいかかることもあります。
このように、
一見無駄かもしれない時間と写真がたくさんありますが、
納得できるお受験写真をつくるために必要なことなのです。
おかあさまおとうさまへお願いです。
お子さまがきちんとできなくても焦らないでください。
どこかに行くついでに撮影に寄ってくださるのであれば、
十分余裕を持ってお越しください。
もしかしたら、
日を改めて撮影した方がいい、という判断になることも考えられます。
願書の締切にも余裕を持っておくことをオススメします。
そしてできれば事前に、
楽しいところに行くんだよ~写真楽しいよ~と
お話されるといいかと思います。
場所見知りしやすいお子さまなら、下見にもぜひお越しください。
時間の余裕は気持ちの余裕です。
大らかな気持ちで、お子さまと一緒にお受験を楽しんでくださいね!