震災時に大活躍!話題のアマチュア無線、その国家試験とは?
震災など非常時において、アマチュア無線の社会的貢献が話題になっています。
1995年の阪神・淡路大震災では、大勢のアマチュア無線家がボランティアで被災地に入り、大活躍しました。また、2011年の東日本大震災では、孤立集落の情報をアマチュア無線家が発信し、それを大阪のアマチュア無線家がキャッチするなど、情報伝達の重要な担い手として話題になりました。
★アマチュア無線って、何だろう★
アマチュア無線とは、携帯電話やスマホと同じ、電波を利用した無線通信の一つで、広く世界中で楽しまれている趣味の一つ。通称「ハム」と呼ばれています、
また、アマチュア無線は、個人が私的に利用して楽しむための「無線通信」なんです。だから、トラックやタクシーなどの業務用として使用することは認められていません。
つまり、アマチュア無線は、金銭などの目的でない、私的な趣味で、目に見えない「電波」を使い、年齢を問わず、男女問わず、科学の探究心を楽しむことができる世界規模の趣味なんです。
★アマチュア無線には免許が必要★
アマチュア無線には、必ず「無線従事者免許」が必要で、最上級クラスの「第一級アマチュア無線士」から入門クラスの「第四級アマチュア無線士」までの4つの資格があります。
◆第一級アマチュア無線士
◎公益財団法人「日本無線協会」(JRI)が実施する国家試験に合格すること。
(国家試験は、毎年4月、8月、12月の4回実施)
◎写真の規格は、6ヶ月以内に撮影のタテ3cm×横2.4cmで、裏面にお名前と生年月日を記載する。
◆第二級アマチュア無線士
◎公益財団法人「日本無線協会」(JRI)が実施する国家試験に合格すること。
(国家試験は、毎年4月、8月、12月の4回実施)
◎写真の規格は、6ヶ月以内に撮影のタテ3cm×横2.4cmで、裏面にお名前と生年月日を記載する。
◎または、一般財団法人日本アマチュア無線振興協会(JRA)などの認定を受けた団体が実施する養成課程を終了し、修了試験に合格すること。
◆第三級および第四級アマチュア無線士
◎公益財団法人「日本無線協会」(JRI)が実施する国家試験に合格すること。
(国家試験回数は地区で異なり、毎月実施の地区から年1回の地区あり)
詳細は
http://www.nichimu.or.jp/index.html
◎写真の規格は、6ヶ月以内に撮影のタテ3cm×横2.4cmを2枚、裏面にお名前と生年月日を記載する。
◎または、一般財団法人日本アマチュア無線振興協会(JRA)などの認定を受けた団体が実施する養成課程講習会を終了し、修了試験に合格すること。
★資格取得の次はアマチュア局の開局申請★
あこがれの免許(資格)を手にしたら、無線機器をそろえて、いよいよアマチュア局開局の申請をします。
無線機器の相談や開局申請は、全国のハムショップ(アマチュア無線機器販売店)やJARL(一般社団法人日本アマチュア無線連盟)で購入することができます。
全国のハムショップはこちら
http://www.cqpub.co.jp/hanbai/hamshop/hamshop.htm
JARLはこちら
http://www.jarl.org/index_1_hajimeru.html
さあ、あなたも、この世界規模の趣味を始めませんか!
初めての方は、第4級アマチュア無線士から挑戦しよう!
第4級は、国家試験よりもJRAなどの団体が実施する養成課程講習会の方が、費用がかかりますが確実でオススメです。
ハムの世界へGO----!