就活での志望動機の書き方でおさえるべき4つのポイント
就活をしようというときに、採用試験を受ける会社に対して最も大事なものが志望動機です。
何十もの企業をめぐる中で、本音ではどこか一つに受かれば良いと考えていたとしても、そこに入りたいという気持ちを表現しなければいけません。
もちろん、採用する会社としても、他に何社も受けていることはわかっています。その上で、雇用のミスマッチを防ぐためにこの会社でなければ行けないという部分を、就職希望者が持っているのどうかを確認したいのです。
では、就活のマニュアル本に書いてあるような無味乾燥の内容ではなく、採用担当者の気持ちをつかむ内容を書くためにはどうすればよいのかというと、その企業でやっていることを分析して、それを自分のやりたいことと結びつけることが出来るかということが重要です。
ただし、名前だけ入れ替えれば同業他社にも使えるようなことは書くべきではありません。それから主力商品や経営理念のように誰でもわかる魅力を使うのも、あまりいい方法ではありません。やりがいや福利厚生も、就活では注目されることではありますが、そのために会社に入るというのでは、採用担当者に誠意を伝えることはできません。
ましてや、地域貢献など業務外の活動だけをピックアップしても、ボランティアを募集しているのではないのですから、それをメインに書くことはプラスにはなりません。
業界や会社の分析をした上で、他にはない点は何か、ということを抽象的にではなく、具体的な点で挙げられるようにしましょう。同業他社との比較も同時に行って、異なる点は何かということを調べていけば、自分の言葉でそれを書けるようになります。企業研究のためには、業界紙や就活の専門誌だけでなく、積極的にOB,OG訪問をしておきましょう。
その上で、書き方としては、相手に伝わるように冒頭にはなぜその会社を希望するのかという結論を書いて、その次に業界に興味がある理由、希望する会社に興味がある理由、入社してからの展望、自分が本気であるということを伝えるアピールで締めくくれば、読みやすくなります。
面接官も採用のプロですが、決められた定型のフォーマットはすぐに見破られますので4つのポイントをおさえることが大切でしょう。