時系列でわかる!就活マナーの基本

就活お役立ち

みなさんこんにちは!
今日の記事は就活マナーについてです。

就活にあたって耳にするこのフレーズ、たくさん耳にするほど重要なものになります。
本日はこの就活マナーについて少しお話を。


しかしそもそも「マナー」とはなんなりや?という。
社会に存在すると折に触れて耳に入るこの「マナー」という概念。
実は言葉の意味をしっかり考えたことはないのでは?私はありませんでした。
なんとなーくふんわり内容を理解して入るけれど、じゃあこの単語を説明してくださいと言われたら言葉に詰まりました。あるあるですよね(^ ^)

なのでまずは定義から入ります。
デジタル大辞泉から引用しましょう。
マナーとは・・・

マナー【manner】
人と人との関わりで当然その場面でしかるべきとされる行儀・作法のことを指す。これは自分一人のとき、他に見ている人が誰も居ない場合でもそれを守ることが望ましい価値観である


知識だけにとどめてはいけない、実践する必要のある行儀・作法ということですね。
「人と人との関わり」なので、1番発揮されるのは面接です。

他人から見られる部分ですが、誰がどう善悪を判断するのかというと、一応世界共通の「プロトコールマナー」というものがありまして。

もとは国家元首同志の会談などで文化・宗教の別なく交流できるように定められていたこの「プロトコールマナー」ですが、今は世界共通のルールとして用いられています。
これに則り、たまに少し簡易的、主に日本に特化して使われているマナーが今社会に溢れているというわけです。


しかもこのマナー、「当然然るべき」とされているわけですから、できたからといってプラス評価になるわけではなさそうです。

就活の時期になってポッと出てくる割に必要最低限ラインってどういうことよ、と思ったのですが、必要とされる「就活マナー」というのは、この先面接の機会があればいつでも使える知識であると思われます。

というより、「日常生活を送る中で目上の人と接するとき、できる人は普通にできていること」が多いんですよね。
そのなかで「就活でしかほとんど使われないだろう」というか、「面接時にしか必要ないだろう」という知識を覚えれば、そんなに怖いものではなさそうです。

「就活マナーとかめんどくさい」とか、「いちいち覚える必要ある?」とか考えている人、今このタイミングで覚えておいた方が損はないのではないかと私は思います。
なぜならば、就活の時点で必須知識、ということは、その先社会人になれば常識、ということでしょう。

中学、高校で推薦入試の面接練習をした方は、そこはかとなく記憶があるのではないでしょうか。就活マナーも面接時に必要なものはほとんど変わりませんので、有効活用できそうです。
もう覚えていない?大丈夫です。人間の脳みそは記憶を眠らせているだけです。脳に語りかけてみればきっと返事をもらえるはずです。


覚えておきたい就活マナー

メインは面接、と伝えたので、軽く時間で分けておきます。



①面接前


長時間の姿勢維持に耐えうる肉体を作っておく(だらけた姿勢はNGです)
 面接時は会場到着から退出して建物を出るまで、背筋を伸ばしておきたいですよね。しかし私のような貧弱な体を持っていると、半日も良い姿勢を保ったままいるというのは至難の業です。
インナーマッスルと背筋を鍛えましょう。普段から良い姿勢でいることが耐久値を上げます。
筋トレは頭のリフレッシュにも良いですよ。
それから、面接時はなるべく笑顔を心がけて良い印象を持たせたいので、口角を上げる練習をしておくと良いです。接客業、どんな相手でも基本は笑顔で!が鉄則なので
普段から意識するといいと思います。

喉と緊張を飼い慣らす(かそけき声ではマナー以前に伝わらない可能性が!)
緊張して掠れた声や震えた声は、可愛いと思われる可能性はありますが弱々しく思われる可能性があります。全てを薙ぎ払うような元気な声を腹から出せるように鍛えておきましょう。かといって大声すぎると耳を破壊してしまう恐れがあるので、飼い慣らす必要があります。
発声練習か、居酒屋でのバイトがおすすめです。
親しい人に声の通りをジャッジしてもらうのが良いです。自分の声量は自分では測りにくい。


装備品の手入れを整えておく
スーツの皺、袖や襟ぐりが汚れたシャツ、長い前髪で前が見えない、擦り切れて汚れた靴などは、自己管理能力や対人においての礼節がなっていないとマイナス評価を下されやすいです。


スーツは皺にならないよう吊るしておく、シャツはなるべく下ろしたてを使う。靴擦れが怖いので履き慣れている革靴やパンプスなどを履いた方が良いですが、汚れは落として磨いておくのがベストです。(痛みで正気を保てるタイプの人間は絆創膏を用意して下ろしたての革靴に足を通すのも一つの手ですが、靴下や靴に赤がつかないようにしましょう。)



正しい言葉遣いをなるべく身につけておく
 「えっと」、「あの」などの間投詞は目上の人との会話に適した言葉とは言えません。気安い印象、ともすれば舐めていると思われかねません。
 しかし、余裕がなくなればなくなるほど間をもたせるために使いがちなので、普段の会話から口に出さず、かわりに一拍溜めるようにしておくと良いかもしれません。相槌はやり過ぎにならない程度に聞いているという意思の表れとしてしておきましょう。「はい」か「ええ」が最適です。



②面接時


・十分前を目処に会場に到着する
 時間に余裕を持って行動する、というのは就活に限らず大切なことですが、時間より早くにつきすぎると企業側の準備が整っていなかったり、気疲れしてしまう可能性があるため、早くつきすぎても、受付は十分前程度で行いましょう。
 入口をくぐった時から、いや、会場の最寄り駅に到着した時から姿勢は意識しておきましょう。どこに刺客が潜んでいるかわかりません。



・待機時間は瞑想する
 目を瞑っていると眠っていると思われるので、瞳は開けたままにしましょう。
 携帯をいじるのはNGです。何をしていたとしても遊んでいると思われる可能性が高いです。大丈夫、今日までに整えた準備が花咲く時です。姿勢を正して、お臍の少し下、丹田に意識を集中させて気を練りましょう。
 予想される質問の回答や、この後の入室手順を反芻しておくと良いと思います。
 
 この時に気を練っておくと覇気で他の人より印象を強く残せる、かもしれません。
 簡単な気の練り方は、三つ数えながら息を吸って、少し溜め、また三つ数えながら息を吐きます。息を吸うときに周りのパワーを丹田にため、体を巡らせてから三つでまた外に流します。このイメージでパワーを循環させていくのが良いです。これは豆知識です。
 瞑想時ももちろん背筋を伸ばしておきましょう。


・ノックは三回
「プロトコールマナー」では入室確認のノックは4回が正解ですが、今の面接などで使われているのは3回で充分のようです。4回やると逆にくどいと思われる可能性もあるなんて、よくわからない世界です。外資系の場合は4回でも良いと思います。
2回はトイレの確認と言うのはよく言われているので皆様ご承知だと思いますが、もし2回で止めてしまったらなるべく間が開かないようもう2回ノックして4回にとして誤魔化すか、丁寧にお詫びをしましょう。
気持ちゆっくりめに、第二関節で中の人が数を認識できる感覚でノックを。
先ほど纏った覇気を扉に打ち付けないように注意しましょうね。破壊者が来たと思われかねません。優しく、丁寧に。瞑想で落ち着かせたリズムをキープしましょう。
ノックを聴いた人間が「お入りください」と言ったら静かに扉を開けます。


・扉は体を向けて閉める
「失礼します」というタイミングが諸説あって、扉を閉めてからいうパターンと、ノックして扉を開ける前に言うパターンがありますが、基本的には扉を開ける前に言う方が無難でしょうか。就活課の人に確認を取っておくと良いかもしれません。    一応、プロトコールマナーでは言葉が先のようです。



・挨拶はハキハキと
 扉を閉めて面接官を見据えて、自分が何者かを名乗ります。
 所属大学と名前を伝えて、よろしくお願いしますと一礼をします。

・お辞儀は腰から曲げる
角度によって3種類に分けられるお辞儀。
15°刻みで、15°で会釈・30°で敬礼(普通礼)・45°で最敬礼に分かれます。
入室/退室時は普通礼、面接終了時の挨拶は最敬礼が相手も嬉しいのではないかと思います。
腰から曲げて頭を下げてから、一拍置いて頭を上げます。はやすぎるとそそっかしく思われる可能性があるので、3秒〜5秒で完結させると良いと思います。
手は、男性の場合は脚に添わせるように下ろしたまま、女性の場合は膝の前に重ねると綺麗に見えます。お臍の上あたりで肘を曲げると面接官によっては気に入らない可能性があるので注意です。



・指示を出されてから動く
入室の合図も、椅子に座る合図も、面接官が言葉を発して許しを得てからになります。
椅子に着席してからは基本的に後攻になるため、相手のターンエンドまでしっかり待ちましょう。話を最後まで聞く、大事。

着席時は、椅子に深く腰掛けないように注意です。背もたれに背を預けないように。だらけて見える可能性があります。
膝を曲げたとき、両足の踵まできちんと床についている位置がちょうど良いです。浅すぎると足の筋力が耐久戦に持ち込まれますので、待機の時間に椅子があればそこで大体の検討をつけておくのが良いかもしれません。

椅子の高さが違う場合は、頑張って!両足がついた状態で静かに腰を下ろしてゆくとちょうど良い位置に腰を落ち着けることができると思いますが、椅子が低い場合は踏ん張ります。
鞄は座る前に椅子の横に置きます。コートはその上に。なので、自立する鞄が望ましいです。
何か資料を受け取る可能性もありますから、A4用紙が折らずに入る大きさが良いです。就活ようのスーツを拵えるときに店員に伝えておくとスムーズに購入できそうです。


  
・目線はネクタイ、キメのタイミングで目を見つめる
 相手が目を見つめてくるときはしっかりと目を合わせましょう。
 とはいえ、面接官を凝視し続けるのも面接官が圧迫感を覚える(面接官も人間なので)可能性があるので、時折目線を相手のデコルテやネクタイあたりにそらすのが大事です。話を聞きながらタイミングを見極めましょう。
 自分が話すときも、ここぞと言うときはしっかりと相手を射抜くように目線を合わせておきましょう。どうだ、ここだぞ、という覇気の解放と共に。

③面接後


・ありがとうございました、と一礼して立ち上がり、もう一度言葉と一礼を繰り出します。
 初めの着席したままの挨拶で話をしてくれた礼、立ち上がった後の一例で時間をとってくださったことへの礼、でしょうか。ここは最敬礼をしておきます。
 退出する前も、失礼いたします、と一礼してから扉を開けます。扉もしっかり向き直って静かに閉めましょうね。扉を開けて閉める前に、ありがとうございました、失礼いたしました、と言っても丁寧だと思います。
まだ気は抜けません。

・最寄り駅まで覇気を纏ったままでいましょう
 最寄り駅に到着したところから刺客が潜んでいる可能性があるとおり、帰りも最寄り駅までは背筋を伸ばし、スキップやスマホ操作などはやめましょう。
 情報社会である現代、どんなにパンチの強い面接官がいてもSNS上にアップすることは控えておきましょう。面接後にエゴサする企業もあるため、情報の扱いには注意が必要です。



いかがでしょうか。

本当は話し言葉や書き言葉の違いや、尊敬・謙譲・丁寧語の使い分けなどにも触れたかったのですが、その辺りは、「日常生活を送る中で目上の人と接するとき、できる人は普通にできていること」に分類されるので今回は置いておきます。


ここまでお読みいただきありがとうございました。
スタジオ728は皆様の就活を応援しております。
就活写真の撮影でも、皆様のお役に立てれば幸いです!


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