転職写真撮る前に気を付けたい5つのこと!
お仕事辞めたい全国のみなさま、絶賛求職中のみなさま、本日も大変おつかれさまにございます。
本日はカメラマンが写真屋さん目線で『転職活動用の証明写真撮影時において気を付けたい事』についてレクチャー致します。
ボックス写真では教えてくれないスタジオならではのあれやそれ、参考になさってください。
とはいえいざ書こうと致しますと色々ありすぎて正直…何処から…書けばいいのやら…。
私が思うに、ご利用者様からよくご質問を受けることが恐らく皆さんの知りたい『気を付けないといけない事』だと思いますので撮影前・撮影時によく聞かれるご質問にちょっと切り込む形で書き進めます。
お読みいただいている方のお悩みが解決されることを祈るばかり。南無。
Q1何着て撮ればいいの?
基本的なことは新卒の就活からさほど大きく離れることはなく、フォーマルな服装で撮るのが鉄則です。違う所で言いますと新卒の就活と比べて少しだけ自由度があがります。
例えば女性のインナーシャツ。
新卒時代の就職活動では飾り気のないカッターシャツやブラウスなど襟のついた白いシャツを着た写真を用意したと思うのですが、こと転職活動用になりますと襟の無いシャツでも可。
どちらかというと今は襟なしシャツの方が人気が高いと言っても過言では御座いません。デコルテのラインが綺麗に見えますし首回りに襟がない分すっきりしますので写りは襟付きと比べて格段に華やか。シャツのお色に決まりはないのですが、やはり白が一番オススメです。明るい色をお召しになることで顔色が明るく見えます。
ただし、業種によってはノーマルな襟付きシャツの方がいい場合が御座います。
ズバリ言ってしまうと金融系・事務系・公務員等のカッチリした業種の履歴書に貼るのであれば襟付きシャツの方が最適。というか襟付きシャツが正解。
なんでそういうことになるかと申しますと、上記を含むお堅い業種のお偉いさんは恐らくお堅い方がやってらっしゃるのでデコルテを出した華やかな写真を≪良し≫とするか≪なっとらん≫とするか、分からないからなのです。
つまるところ、こちら側の主観の問題ではなく見る側の気持ちの問題なのであります。
上に着るジャケットも黒以外でも大丈夫。一番はやはり黒ですがグレーやネイビーも人気です。持っている物のなかで一番体形に合っている一着を着て撮影に挑みましょう。
男性ですとジャケットのお色。
恐らく皆さま新卒時代に黒いスーツでお写真を撮られたと思うのですが転職活動であればグレーやネイビーもOK。芸人さんみたいなオモシロスーツでなければ基本問題は御座いません。
ちなみに黒がダメという訳ではないので普段スーツを着なくて黒一着しか持っていないという場合は改めて買う必要はありません。
アパレルや美容関係等でない限りストライプは避けた方が無難です。
「ネクタイあった方がいいですか」とご質問を頂いたことがあるのですがネクタイは絶対要るのでお持ちでない方はフォーマルウェアのお店で無難なものをおひとつお求めになって下さいね。
p.s.「無難なネクタイってなんやねん」とお思いの普段スーツを着ないみなさまへ。
暗めの赤・青がメイン色のネクタイが大方≪無難≫にカテゴライズされます。ピンクと水色は上級者向けです。繰り返します。ピンクと水色は上級者向けです。「春先や夏場は人気のお色なんですよォ」なんて言葉に騙されてはいけません。たとえその時期人気な色だったとしても転職活動が長引いた場合季節外れになる恐れがあります。単色ではなくシンプルな柄が入っているとベター。
普段スーツを着ない方向けに小うるさく細かく書きましたが転職活動用は新卒用よりも自由度は高いです。なので『ジャケットもネクタイも常識の範囲内』で締めさせていただきます。
「転職って言ってもパートだし普段着でもいいですか?」と聞かれることがあるのですが…逆に、逆にですよ。
今あなたのお手元に普段着で撮った写真とスーツを着て撮った写真が貼ってある二名方の履歴書があるとしましょう。普段着を着てる方の履歴書を見て(ああ、パートだしまあいっかって思ったんだろうなぁ)って思いませんか思いますよね。
駅前の機械ではなくわざわざ証明写真屋で履歴書用の写真を撮るのに…!どうしてそんなもったいない事を…なさるのでしょうか…!
最悪、学生のバイトじゃあるまいしと思われる可能性も御座います。高いの用意してくださいとは申しません。今やしまむらさんやユニクロさんでもジャケットは常に置いてありますのでなにとぞスーツをご着用ください…。
Q2髪型に決まりはある?
清潔感があれば(あまりにファンキーな色でなければ)染めていても問題はございません。常識の範囲内であれば髪型は自由です。
更衣室からスタジオに移動する間に「髪型ってこんなんで大丈夫ですか?」と自信なさげに聞かれることが多々あるのですが、あんまりにもぴょんぴょんハネていない限り基本大丈夫です。自信を持って頂きたい。
「もっと新卒の時みたいに前髪はビターッて留めた方がいい?」とも聞かれるのですがそこはお好みで。お堅いところや飲食系などに出すのであれば清潔感と真面目な雰囲気が際立って良いと思いますし、営業や接客やアパレル系などに出すのであればぴっちり留めるよりも流している方が接しやすそうな&やわらかな印象になります。
何が言いたいかと申しますと絶対に留めないといけない、という訳ではない、ということです。ざっくりで結構ですので、自分が目指しているところがどういうところなのかを考えながらセットしてください。無い頭全力でひねりますので分からなくなったらお気軽にご相談ください。
私の経験上、男性の方はもみあげが耳が見えないくらい伸びて来てたり、後ろの髪が前から見えていたりすると清潔感に欠ける印象になりがちです。鏡を見て後ろの髪が見えるようでしたら、大変お手数おかけしますが散髪をされてから撮影されることをおすすめします。
Q3照明で化粧って飛ぶ?
私の目から見れば『多少は飛ぶけどそこまで』といったところ。各スタジオの照明やお客様の肌質などによって諸々変わるのですが、そこまで飛ばないです。
そうなる理由としまして、本人確認が目的の写真なのにお化粧込みで諸々を光で飛ばしちゃうと使用用途に問題がありますよね。なので言う程飛ばないように撮影しているのです。めちゃくちゃ濃い化粧をする必要はありません。
心配な方は最初からドカッと濃いめにお化粧をしてしまう前にちょーっといつもより濃いかな?ぐらいで一度撮ってみてめちゃくちゃ飛んじゃったなと思ったら足す、ぐらいで良いかと。
ちなみに私が撮ってきた中で「ちょっと薄かったかも」ランキング、一位はチークで二位がブロウ。
薄いと申しましてもご本人の主観の問題ですので個人差があります。なので「なるほど飛ぶんやなじゃあ濃くするわ!」という訳ではないのでお気を付けを。さくせん:ガンガンいこうぜではなく、さくせん:ほどほどにいこうぜで参りましょう。
太めの眉が流行ですがあれはフォーマル用じゃないのであの眉毛は駄目ですよ。グラデーションリップも流行ってますがあれもフォーマルなシーンでは控えた方が無難ですね。両者ともアパレル系美容系でない限り「遊びじゃないんだから…」と思われちゃいます。
あとたまに聞かれるのですがクマ・シミ・ソバカス・髭剃り跡もそんなに飛ばないです。
コンシーラーなどで隠す、髭が伸びる時間帯をさけるなどしても目立つ場合は美肌仕上げ加工かフォトレタッチ加工をご利用頂きますとキレイに修整できますのでご検討ください。。
あとここだけの話なのですが男性のお髭、顎にばかり気が行って首の方に生えている髭の処理が甘い方増えています。嘘だと思ったらチェックしてみてください。存外生えてますよ。
Q4アクセサリーはつけてもいい?
つけちゃ駄目ってことはないのですがつけない方がいいです。
つけても極々小さいピアス、細いネックレス程度にしましょう。その方が幅広い職種の履歴書に使えますし、つけているよりつけてない方が選考する側に「どうなの?」と思われる隙をあたえません。
身の安全を確実に確保するためアパレル系や美容系などでない限りつけない方がセーフティ。
Q5写真ってサイズに決まりはある?
指定がない限り4cm×3cmのお写真をご用意されることを推奨いたします。
百均やコンビニに置いてある履歴書の枠は大方このサイズです。
ただ、履歴書を送る先によってはサイズを指定してくる所も御座いますので要確認です。
「新卒じゃなくて転職だし要らないですよね?」とよけられがちなWEBエントリーデータなのですが当店では突然要求された時用に一つ持っておかれることを推奨しております。いきなり必要になって…!と急いで新たに撮影するも仕事終わりで髭が伸びていたりお化粧がヨレていたりと散々な目に合う可能性だってあります。余裕を持って賢く就活するが吉◎
さて、おおよそボックス写真では教えて貰えないで あろう 私の経験上よく聞かれる転職写真撮影時のQ&Aを思いつく限り書き出してみたのですが如何でしょう?
(もしこれ以上教えてくれるボックスあったら教えてください。弟子入りしてきます。)
解消されなかったお悩みなどはお近くの写真屋さんに聞いてみてください。
皆さまのお手伝いとなればよいな~、と願いながら神戸のスタジオでお待ちしております。
分からない点などございましたらばじゃんじゃか聞いてください!