就活で面接が重要な理由というのは、雇う側も雇われる側もお互いを知るのに一番わかりやすい場所だからです。
わずかな面接の時間で相手のことを本当によく理解するのは難しいものであり、不可能だといえます。
それでは、全く意味がないのではと思うかもしれませんが、実際に直接対面をして話をしてもわからないことが多いわけですから、書類上では相手のことについてわからないことだらけということになります。
それだけに面接の場面で相手に好印象を残すことができれば、それだけで大きく有利となるのです。
学歴や経歴と言ったものが重要な事は間違いありませんが、どれだけ履歴書の上で優れた人材であっても実際にあってみた印象が悪かった場合には、合否に大きな影響を与えるものです。
採用をする側としても履歴書では、立派に見えたけれども面接でいい印象を持たなかった相手を採用して後々、問題があったとなるのは避けたいところですから、面接での印象というのは重要なものとなります。
逆に履歴書では平凡な人物だったとしても、実際にあってみた印象として感じがよく一緒に仕事をしていくことができそうな相手だと思われれば、それだけで採用に大きく近づくことになります。
履歴書が絶対的な評価の基準とすれば、面接というのは印象というはっきりしない部分での基準となり人間というのは意外に曖昧な基準に左右されてしまいがちです。
直感的に悪いと思った相手を採用して失敗をしたくないという心理が働くものですから、どれだけ履歴書が立派であっても直接対面したときの受け答えに問題があると採用は難しくなってしまいます。
逆に履歴書では特に見どころがないようでも、直感的に上手く一緒に仕事をしていくことができそうだと思わせることができれば、学歴面での不利も跳ね飛ばすことができるのです。
経歴や学歴も大切ですが、実際にあったときの印象というのも相手が人間である以上、重要であるため面接は、就活において非常に大事なイベントとなります。