ここ数年、インターンシップに参加する学生が増えてスタジオ728にもご来店頂いております。
インターシップに参加する学生さんが増えているのは、就職活動を有利に進めたいという気持ちが強く、採用選考に参加し、優先的に事を進めていくために参加しておくことが得策だと考えて、インターンシップに参加している人がいるのも否定はできない事実です。問題は、本当にインターンシップが就職活動に有利に働くのかというものです。
もちろん、参加して不利になるものではありませんが、必ずしも有利になるとは限らないというのもインターンシップならではです。
インターンシップの捉え方は企業によってかなり分かれています。最近の中学校では就業体験を勉強の一環として取り入れ、公立私立に限らず、就業体験に行かせるということが行われています。企業はそれを受け入れ、仕事を与えるものの、勉強の一環であるためお金を払うということはありません。
この感覚でインターンシップを行っている企業が多く、大学生が就業体験に来た程度にしか考えていないところも存在します。もちろん、有望な人材を早期に確保するために行うところもありますが、これは業種によってバラバラな部分です。
有利に働く場合、インターンシップでの経験を面接で話すことができる、企業が何を求めているかがわかる、自分自身に自信がつくなどが考えられます。こういうことを学びました、こういう失敗をしてこうでなければならないと思いましたと面接で話せれば、教育のし甲斐がある、成長のためにチャレンジができる人だと思われるようになります。また、どのような人をその企業が求めているかを身をもって知ることができるため、そうした部分も有利に働く部分と言えます。
一方で、単に参加しているだけでは有利にはなりません。そこで学ぶことがあり、それを糧に成長すれば有利になるものの、それらを全部流すようなことをしていれば有利になるはずがありません。大事なことは何を学び、どのように成長できるかということであり、参加する場合もその観点で企業を探すことが必要です。