証明写真を撮る時に注意したいポイント-ネクタイ編-

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みなさんこんにちは。
ネクタイ結んでますか?

私はあまり結ぶ機会がありません。

が、ネクタイを結んでいる方は日々証明写真で撮影させてもらっています。

そして、気になっちゃうポイントが有るんです。ネクタイの結び方…。

と言う事で、今日は証明写真を撮る時(だけじゃないけど)に覚えておいたら絶対に役立つネクタイの結び方をお伝えしますっ!!!


その前に、丁度手元に「民名書房」と言う所が出版している「人類装飾品史」と言う本があるので、そこからネクタイの歴史から紐解いていきましょう。


-値九帯とは-
古代中国では初めて戦地に赴く男は、無事に帰ってこれる様に願いを込めて、足に一本の紐を巻いて出兵したという。
これを「足一紐」と言う。
そして、無事に故郷の大地を踏むたびに「手二弦」「膝三網」と位が上がっていき、九度無事に帰ってきた人間は皇帝から立派な帯を渡され、それを首に巻くことを許されたという。
これを「値九帯」と言い、これを巻いた男は地域の英雄とされていた。
これが現代のネクタイの起源である。

民名書房「人類装飾品史」より。


つまり、ネクタイはやっぱりビシっとかっこよく結ぶ必要がありますよね。皇帝から貰うくらいだし。
でも、ネクタイの結び方って沢山あって、どれを選んだら正解か分からないですよね。

そんな方にお勧めなのが、セミウィンザーノットと言う結び方です。

たぶん、皆さんが一番最初に覚えるのは、プレーンノットと言うやつだと思います。二回ぐるぐる巻いて輪っかに通すヤツです。
簡単なので覚えやすい反面、実は結んだ時にキレイに仕上がりにくいんです。

ちょっとプレーンノットから見ていきましょう。


さて、まずは普通にネクタイを首に巻いて、太い方を上にして重ねます。


そのまま1回巻き付けて…


もう一度太い方を細い方に重ねます。


太い方を首元の輪っかに通して


上に引き上げます。


巻き付けた時にできた輪っかに太い方を通します


形が崩れないようにゆっくり引っ張って…


そして、完成です。が、赤丸の所がいつも気になります…。なんで紐出てるん?みたいな。
あと、そもそも幅広のネクタイなら良いんでしょうけど、大体のネクタイだと結び目が細くなりすぎてちょっと不格好な事も多いです。



そこでっ!私がお勧めしたいネクタイの結び方がセミウィンザーノットでございます。

言葉で説明すると、
ぐるっと巻いて、首に通して、反対側からもう一度首に通して、真ん中通して終わり。
ね?簡単でしょう?

さっそくやり方をヒウィゴー!


ここはさっきのプレーンノットと一緒です。


なんならここまで一緒です。太い方を一度巻き付ける。


ここから違います。太い方を首の輪っかに前から通します。


そのままするするーっと引っ張ります。


形が崩れないように、かるくテンションをかけておきましょう。


太い方をもう一度前に持っていき、重ねます。


太い方を今度は後ろから前に通します。


そのまましっかりと引っ張りあげて…


形が崩れないように作った輪っかに通します。


そのまま上に型崩れに注意して引き上げると、セミウィンザーノットの完成です。


ほら、見てみてください。喉元のきれいな三角形…!!!
変な隙間も無いし!


もちろん、シャツの襟の形とか、ネクタイの太さとか、いろいろと気にするところはありますが、この結び方、どんな時でも万能に使えるやり方なので、是非覚えておいて損は無いと思います!