誰でもできる履歴書に貼る就職・転職用の証明写真を盛る撮り方

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皆さま、就活時期や、転職を決めたときに、証明写真用意しますよね?

駅前の証明写真ボックスで撮影する人もいるかと思います。
もちろん、我々のような写真スタジオで撮影して頂く方もいるでしょう。

今回のブログの結論から先に言います。

90%以上の方は写真スタジオに絶対に行くべきです。

なぜなら、人は正しい姿勢がめちゃくちゃ苦手だからです!

これは自分で矯正するのは実は物凄く難しいんですよ…。



正しい姿勢って出来ますか?

もうこれだけです。

正しい姿勢、やってみましょう。それだけでマジで写真写りが変わります。

分かります分かります。もちろん皆さん悪い姿勢で写りたい訳でもないですよね。

私が今まで証明写真撮って来た中で、何も言わずに正しく綺麗な姿勢を作った人はほとんどいません。

正しい姿勢のためのポイントはいくつかあるんですけど、7割以上の方が一つのポイントしか抑えられません。
残りのポイントについても、体が硬くてできない、筋肉が無くて出来ない。と言う方も割といらっしゃいます。
でも、ほとんどの人が自分の姿勢が正しいと思い込んでいるんです。

さて、それでは正しい姿勢を作るためのポイントを解説していきましょう。


ポイントは骨盤・胸・首

骨盤と胸と首が証明写真を綺麗に撮るのに重要なポイントです。
つまり、脊椎とか背骨とか言われてる箇所と、そこに付随する骨筋群ですね。

それぞれもう少し細かく分けていくと、
骨盤に付随してお尻と腰が、胸に付随して背中と鳩尾と肩が、首に付随して背中と肩が連動しやすいので、そこもポイントと言えます。

余談ですが、昔から皆様が言われ続けている「顎を引く」と言う言葉がありますよね。

ちょっと語弊がありますが、アレはやらなくて大丈夫です。忘れてください。
顎を引く。と言う言葉には実はまだ言葉が隠れています。
顎を引く。を正しく言い換えると

顔の角度がカメラに対して水平以上になっている場合のみ顎を引いても良い。ただし、水平以下になってる場合は基本的に顔を持ち上げる。

です。これは後ほど詳しく説明していきますね。


さて、それでは具体的にどの部位をどうやったら劇的に証明写真の写りが変わるのか、詳しく説明していきます。


骨盤

写真を撮る時に背筋を伸ばしてください。と言っても7割くらいの方が腰を伸ばして終わりになります。
骨盤すら立たないッ…!!

さて、基本的に姿勢が悪い人の骨盤は後屈しています。骨盤を過前屈させると反り腰気味になってしまいますが、一旦反り腰レベルまで骨盤を前屈させてみます。

とはいえ、やり方もわからないと意味がプーなので、解説していきます。

まず椅子に座って自分のお尻の下に足の裏が来るようにします。
そして、その状態で背中全体を丸めていきましょう。もう、出来る限り悪い姿勢です。見本のようなダメな姿勢を作ります。

これが、出来ると、骨盤が後屈してます。ちゃんとできていると、お尻の穴(なんか気恥ずかしいので以下アレックス)が前方を向くと思います。

こういう状態です。骨盤は三角形(に近い形をしている)なので、辺で座ってるイメージになり、アレックス(赤矢印)は前方を向きます。



それでは、次にそのまま座りながらアレックスが真下より少し後ろに向くように腰を前に突き出します。
上手くできると腰が伸びた分だけ視線の位置が高くなると思います。


そして、アレックスの向きを変えるように腰を動かすと、椅子に触れている座骨の感覚が変わるのに気づけますかね?

そのまま骨盤を立てると、三角形の辺で座っていた感覚から、点で座る感じがするの分かりますか…?
座骨の形状でどこに荷重が掛かっているかを意識してみましょう。
イメージは逆三角形の下の点と、お尻から腿裏の筋肉で上半身でささえる感じです。(下図参照)



この様に、椅子に座るときに腰骨を前方にスライドさせ、骨盤をしっかり立てる事で胸が張りやすくなります。


で、ここまでは割と皆出来るんです。ここからが皆出来ないポイント。


続いては胸です。胸を張ると言う言葉をよく聞きますが、胸を張ってくださいと言うと8割くらいの方が肩甲骨を後ろに引きます。

胸を張る動作に使う骨は背骨の中でも胸椎と呼ばれている部位です。

さっきの骨盤と連動する骨は腰椎です。

先ほどまで動かしてたのは骨盤で、骨盤に連動して腰椎(腰痛い時にトントンたたく場所)が動きます。

さ、ではさっそく胸を張って胸椎を動かしていきましょう。


はい、人類の進化の図です。

青が骨盤、緑が背骨。一番→が胸を張ってる状態です。

実際にここまで背骨が後ろに反りかえる事は無いのですが、やってる側のイメージではこれくらい動いてる気がします。

で、着てる服が黒いのでわかりにくいですが、肩甲骨が後ろに下がってる訳ではないのが分かるでしょうか?

ちょっと写真素材が無いので撮ってくるのでお待ちください…。


撮影してきました(笑)

左から、
猫背状態で肩甲骨を後ろに引いて寄せる。
胸を張って肩甲骨を後ろに引いて寄せる。
肩甲骨は何もせず、胸だけしっかり張る

の順番です。

二番目は分かりやすく言うと、トゥース!で有名なピンクのベストを着て髪の毛を七三にポマードで分けてる芸人さんと同じような姿勢ですね。
確かにトゥース!の方は姿勢が悪いわけじゃないけど、大げさな感じしますよね

で、肩甲骨は寄せずに胸だけ張るといい具合に綺麗になります。


胸を張ってくださいねー。って言うと、左か真ん中の状態にしてしまう方が非常に多いです。

(全然関係ないけど、姿勢が変わると太って見えたり痩せて見えたりめちゃくちゃ変わりますねコレ…。)

と言う事で、胸椎をしっかりと動かして、前に押し出すようなイメージで動かしましょう。

この時に胸を後ろに反ってしまうとお腹が出てしまうのでご注意を!
イメージとしては、壁の前ギリギリに立ってつま先と胸は壁に付けるけど、鼻とお腹は壁から離す。みたいな感じです。

コレ伝わってんのか…?(笑)




最後に脊椎こと首でござます。

さっそく図解です。

これで分かる通り、猫背だろうが背筋伸びていようが、首と肩はイメージ上90度で固定されています。

なぜこうなるかと言うと、人体の構造上骨に骨を乗せていく=筋肉で支えずに骨で支えると言う構造になっているからです。
ただ、ストレートネックの方はこの限りではないです。首と肩の角度がもっと狭くなります。

一般的に言われているのが、背筋を伸ばして座ると最初は疲れるけど、慣れてくると疲れないとか言うじゃないですか。

あれは、最初は体を引き起こすために筋肉を使うから疲れるけど、慣れると骨で支えるから疲れないよ。って事なんじゃないかと。

で、右の画像の様に、耳の穴と肩、そしてお尻のラインを一直線にしていきましょう。

この時に猫背の癖がついて体が固まってる方は、背中をまっすぐにすることがそもそも出来なかったりします。


あ!!!!体に痛みが有る方とか怪我してる方は無理しないでね!!!(今更)


首を後ろに引くときに結構やっちゃうミスが二つあって、

①首を後ろに引けずに頭を後ろに倒しちゃう(顔が上がる)

②首を後ろに引くときに二重顎になる

この二種類のミスが結構目立ちます。

まず、①の頭を後ろに倒すヤツですが、頸椎を後ろに引く力が無かったり、首が硬くなりすぎてて上を向いてしまうパターンになります。

後頭部のでっぱりの少し下に骨が窪んでる所があると思うのですが、そこを後ろにある壁に付けるようなイメージで引くと改善しやすいと思います。

つぎに②の二重顎問題です。

これは、骨を使わずに筋肉だけで後ろに引くと二重顎になります。
動きとして近いのは外国の方がやる首をすくめて両手を軽く上げる「ハァ…やれやれ」みたいなジェスチャーの時に近いかも知れません。

筋肉で首を後ろに引っ張ると、9割以上の方が二重顎になります。どんな痩せてる人でも。

改善策としては、頭を動かすときに、筋肉で引っ張らず骨で乗せなおすイメージです。

雑なイメージの話ですが、クレーンゲームをイメージしてみてください。

クレーンゲームって、上の図みたいに景品をアームで掴んだらそのまま横移動…ってしないじゃないですか。

下の図みたいに、一度上に持ち上げてから穴の方に持っていきますよね?

首にも同じことをやってあげましょう。

そのまま後ろに引くんじゃなくて、ちゃんと上に持ち上げてから乗せなおす。

これだけです。



まとめ

と、言う事で、骨盤・胸・首の三か所を意識するだけで証明写真(だけじゃないけど)の写真写りは激変します!

ただ、これは前後方向の正しい姿勢で、肩や首の左右バランスなどの話もあるんですが…(笑)


はっきり断言します!ここまで姿勢を見る写真スタジオって実はあんまりないんです。

姿勢悪いけど修正で何とかなりますよ~。って言うカメラマンが居たら、そもそも撮る時教えてよ!って思いません?
もちろん、体痛めてたり体が硬い・筋肉が無いなどの理由で出来ないケースもありますが、全部が全部そうじゃないですよね?

撮影するときはここまで見れるスタジオをご利用くださいませ。


そして、スタジオ728ではお客様の姿勢や表情をしっかりと見させて頂いているので、姿勢が気になる。より良く写りたい。なんて方は是非スタジオ728へ!


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