正直者が馬鹿を見る就活と、言われ続けて早数年
昨年はあんなにもありのままの君でいようという決意の歌がはやったにも関わらず
正直に!真面目に!実直に!!ありのままをさらけ出すとサヨナラバイバイなのが就活でございます
…はい、いつも通りの言い過ぎでございます、そこまでひどくはありませんが
さて、そんな就活戦線における面接という超最前線の戦場で多く聞かれる質問の一つに
『長所・短所』がございます。キミノイイトコワルイトコオシテエテチョウダイ。
さてこの長所短所、長所はまあさておいて。
問題はこっち、『短所』、そうあなたの悪いとこでございます。
いや探すのは簡単なんですよこれ、簡単、です、よね?え、私だけ???
もう私なんて両手の指では足りないぐらいそこらじゅうに短所ばらまいてる人間なんですけども。
これ、ただ短所聞かれて、馬鹿正直に答えると、落ちます。
いや、絶対落ちるってわけじゃないですが、多くの場合
冬場、こたつに入ったらうっかりそのまま寝ちゃうぐらいの確率で落ちます。
「はあ?じゃあどうすんだよ、聞かれたら詰みじゃん!」と言うお声が聞こえておりますが(幻聴)
わたくしめが申し上げたいのは、馬鹿正直にそのまま答えてはいけない、ってところです。
「私は人によく、おせっかいと言われます」と短所だけ伝えるのではなく
「私は人に気を配りすぎるために、おせっかいとよく言われることがあります」
このような感じで、人に気を配るという長所の延長線上に短所のおせっかいを持ってくる。
このように、ただ単なる短所を話すのではなく、その短所の前後の延長線上に長所を持ってきましょう。
以下に長所ともなりえる短所の例を少しだけ書いていきますのでご参考にどうぞ。
・八方美人⇔だれとでも仲良くできる「私は周囲の人と仲良くするのが得意なのですが、八方美人ととられることもあるようです」 ・せっかち⇔行動が早い、行動力「私はなんでもすぐ行動しすぎて失敗してしまうことがあります」 ・神経質⇔きっちりしている、細かいところまで目を配る「私は神経質な面があり、細かいところまで気になってしまいます」 ・おせっかい⇔気配り上手「人に気を配りすぎるために、おせっかいと言われてしまう事がございます」 ・心配性⇔細部にまで気を配る、確認を怠らない「やや心配性の節があり、何度も確認をしないと気が済みません」 ・優柔不断⇔物事をしっかりと考えて決定する「何事もしっかりと考えてから答えを出したいので、優柔不断ととられてしまうことがあります」 ・楽天家⇔ポジティブ、前向き「楽天家でやや考えなしの面もありますが、その分切り替えも早く前向きな思考ができます」 以上はあくまでも一例でございます。こんな感じで変換して考えてみてください。
くれぐれもバカ正直に
「時間にルーズな面があります!!」とか「金銭感覚がルーズです!!」とか
もうこれ一番言っちゃダメなやつなので気を付けてください
そんなやつどう考えても会社にメリットがありません、
例え自分にそういう節があったとしても言ってはいけません、いけません…!
他さがしましょう、他!はい解散!!
え?延長線上に長所があるような短所が思い浮かばない??
例えば人見知りとか、短気とか、落ち着きがないとか…
こういった短所を長所に置き換えるのはなかなか難しいもんがありますね。
そんな時はこうです、
その短所を改善するためにやった努力のエピソードをそっと添えてください。
人見知りだったけど、あえて接客業のアルバイトをすることで克服を目指した、とか
短気な面があるので、かっとなったときにはいったん深呼吸をすることを心掛けている、とか
改善しようと努力した話を添える、そっと、左手は、添えるだけ。
え??改善しようとしたエピソードなんてない??
探してください、ええ、全力で。
んなこたあ言ったってないもんはない!?
じゃあ今日から努力を始めましょう、
今から始めてそれをエピソードにしましょう!!!
…はい、ごり押しになってきておりますが、要するにこの記事の冒頭はそういう複線でございます。
今回は短所に関する記事なので長所においては簡単にだけ触れさせていただきます。
いいところなんで何言ったってある程度大丈夫なのですが、気を付けたいのは
"その企業様で働くにあたって生かせでるあろう長所をピックアップすること"です。
ピックアップするほど選択肢ねえよ!とお思いの方、そんなことはない、あなたにはもっといいとこあります
自分より友人や家族のほうがあなたのいいところ、ご存じのはずです。
さあ、訪ねてみてください『俺のどういうとこが好き…?』と
冗談はさておき、そも聞ける友達がいないんですけど…?
虚数なんですけど…?という皆様におかれましては
当店にお越しください、私と友達になりましょう、あなたのいいとこ、見つけます(ドヤ)
最後に、長所の欄でも申しましたが、
この長所短所、職種業種によって適したものを選んでください。
恐らく長所短所が一個ずつしか見つからんってことはないかと思います。
どちらも最低5個づつはあげておきましょう。
5個もないって?そんなことない、ある!あります!!
絞って!絞り出して!!ちょっとしたいいところを膨らませて!!(ダメ)
そして受ける企業に応じて、あげた項目の中から
一番その企業様のメリット、力になりそうな長所短所をピックアップしてください。
これは自己PRなんかにも言えます、
自分の中でテンプレートというか、パターンというか、そういったものを用意しておきましょう。
あとは受ける企業様によってアレンジアレンジでございます!