もくじ
1.はじめに
スタジオ728横浜店です!
パスポート写真、皆さまどうしてますか?
そもそも皆さまパスポート持ってますか?
既に持ってる方も、これから初めてパスポートを作る方も、今回はそんなパスポートの写真についてのブログです。
申請のアレコレや写真のアレコレまで、ちょっとだけ役に立つブログを書いちゃうよ!
という事で、今回はパスポートの写真について語っていきたいと思います。

スタジオ728は就活/証明写真関連で以下の部門で5冠を達成し、No.1スタジオに選ばれています。
★就活証明写真 品質満足度★
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そんなスタジオ728でパスポートの写真を準備してみませんか?
2.そもそもパスポートとは
そもそもパスポートって言ってますけど、正式名称は旅券です。
旅券と言うと飛行機のチケットなどを想像してしまいますが、アレは航空券。
パスポートって言葉通り旅のチケットなのです。
そして、意外と皆さま気にしてないのが、パスポートに書いてある保護要請文。
これです↓

要するに
この人が良い感じに旅行できるように、皆なんかあったらよろしくね! by外務大臣
という事です。
パスポート、我々が思ってるより結構ガチな品物です。
要するにコレを持ってる限りは外務大臣が「コイツの事よろしくな!」って言ってるわけだし、何かあったら最終的には国際的な問題に発展する……ってコト!?
と小さくないし可愛くないけどちょっとビビります。
なので、そんなパスポートの写真もそれなりに規定が厳しくて当たり前。
その辺の話は最後の方でまたお話します!
3.スマホアプリで撮るとこうなる
さて、それではスマホアプリで撮影するとどうなるか。
まず、スマホアプリで撮影する人はどんな人か予想してみましょう。
①時間が無い
②お金を掛けたくない
③わざわざ撮りに行くのが面倒
辺りが大きな理由だと思います。
という事で、「パスポート スマホ アプリ」で検索して記事がヒットしたアプリ
PhotoDirector
なるものをインストールします。
ちなみに記事内では無料って書いてありました。
実際使ってみたら〇〇だった
さて、実際にアプリを立ち上げたころ、ガッツリとサブスク形式のアプリでしたね。
もちろん、7日間は無料。とかだったのですが、コレ系って解約めちゃくちゃ面倒だったりするので、ネットリテラシーが高い事で有名な…いや、単純に最近のそういうのについていけない私は即効で画面を閉じました。し
しただ、それだと話が進まないので、とりあえず無料で出来る所までやって使い勝手を見てみました。
結論から言うと全然ナシなので、超ざっくりです。
正直これに金掛けるんなら金払って証明写真機かスタジオ行った方が全然いいです。
なので、結論だけ知りたい方は適当に読み飛ばしてください。
まず、撮影する時はこんな感じです。

そもそも自撮りなのでインカメラ。しかも枠内に顔を収める必要がある為、反転した左右の中で腕をプルプルさせながら自撮りをします。
その時点で表情なんて作ってる余裕ないです。
なお、会社で撮影しているので、顔に影があまりないですが、実際に室内環境だと目の下に影ができやすいです。

なお、専門的な話になりますが、スマホのインカメは焦点距離が35mm換算で24mm~28mm程度なので、広角レンズと言われる部類に入ります。
特徴としては、広く撮影出来る反面、画面の中心から離れれば離れるほど歪みが出てきます。
なので、極端な話顔面が伸びます。
私の面長がめちゃくちゃ強調されてますね。まるで面長の巨人。
で、撮影した画像は自動で背景が除去されて、顔サイズを合わせるフェーズに入ります。

顔のサイズを枠内に合わせるのですが、ここで困るのが、ズームイン・アウトをするのに二本指で伸ばしたり縮めたりするアレです。
アプリの感度の問題か、画像みたいにすーぐナナメになります。
めちゃくちゃ使いづらい。
しかも、パスポートって顔のサイズが規定で決まってるのですが、ピンチしてるとこの枠内にジャストで合わせる作業がめちゃくちゃ難しい。
という事でアプリを使ってパスポート用の証明写真を作るときのメリットとデメリットですが
メリット
・家で出来る
・安く済む(かも知れない)
デメリット
・サブスクきり忘れの恐怖と戦う必要がある
・そもそも上手く撮るの難しい
・照明環境が悪い事が多い
・顔が面長の巨人になる
・顔のサイズとか問題ないんかコレ?
・クオリティは一番低そう
となります。
さらに、最終的にはこの画像をコンビニプリントとかに回すんですが、それもアプリが必要だったりするのですが、そこも減点対象です。
ついでに、コンビニプリントとかって意外とプリントの質が悪いし肌色綺麗に出なかったりするので…。
4.証明写真機で撮るとこうなる
さて、次に証明写真機で撮影するとどうなるか。
基本的に証明写真機であれば顔のサイズとかは大きく問題になることは無いと思います。
が、つい先日「証明写真機とスタジオ写真の比較」をブログで取り上げた身からすると、結局スタジオだよね…。となってしまいます。
詳しくはリンク先を読んでもらうとして、ざっくり説明すると

左がスタジオ、右が証明写真機です。
証明写真機だと、機種にもよるかもしれませんが、目線をどこに持っていけばいいのかめちゃくちゃ分かりにくいです。
1分くらいは撮り直しが出来るのですが、姿勢を綺麗にして、さらに目線も調整して…。とやってると意外と時間が足りません。

さらにコチラ。プリント質が悪い。
これも機種に依存する部分だとは思いますが、ちょっとジャギーがかかったように見えてしまいます。
おそらくパスポートの申請で弾かれる事はないと思いますが、それでもあまり気持ちのいいものではありません。
5.スタジオで撮るとこうなる
さて、それではスタジオで撮影するとどうなるか。
論より証拠。画像を見てもらうのが早いと思います。

さすがにズルい比較画像かも知れませんが、最大でこれくらい変わります。
かるくスタジオ撮影のメリットとデメリットをお伝えすると
メリット
・顔のサイズとかをちゃんと調整してくれる
・姿勢や顔の向きを細かく見てくれる
・レギュレーション違反を事前に潰してくれる
・何枚も撮影して、ベストの一枚を選べる
デメリット
・予約しないと撮影出来ない可能性がある
・ちょっとだけ金銭コストがかかる
6.パスポート写真の注意点とDocument9303
さて、先ほどスタジオ撮影のメリットの部分で「レギュレーション違反を事前に潰してくれる」と書きました。
一体これはどういうことなのか、説明したいと思います。
まず、現場で働いてて意外と皆さまが知らないな。と言うレギュレーションについてお話します。
一応外務省のパスポート申請写真の規格についてのページのリンクを置いておきますね
パスポート申請用写真の規格(令和5年8月10日更新)
旅券用提出写真についてのお知らせ(PDF)
基本的には上のリンク先の外務省のページを見て貰えば全部書いてあるんですが、実はこれ、ちょっとだけ不親切なんですよね…。(それでもおそらく世界一詳しく書いてある方ですけど)
とりあえず、意外と皆さまが見てるようで見て無い部分はコレです。

顔のサイズとかについては見てる方が多いと思うのですが、意外と見落とされるのは左の必要事項の部分。
特に3番、6番、8番辺りです。
まず、パスポートの写真で以外に思われるのが、顔の縦幅以外にも、横の空白が決まっています。
これは、写真をパスポートに転写する部分に必要なバッファで、小さい字で
「顔の寸法は頭長から顎まで。縦横比の維持が難しい場合は横幅を優先する事」
としっかり書いてあります。
極端な話、ちび〇子ちゃんの小杉君みたいな、顔の横幅が広すぎる人が撮影に来た場合、顔の高さで寸法を決めると、横がはみ出る可能性があります。
なので、横幅を優先して、高さ方向が小さくなっても良い。というルールになっているのです。
また、6番の「輪郭が露出しているもの」という条件。
輪郭って頬とか顎周りのイメージが有りますが、額部分について書いて無いのです。

こちら、パスポート写真のNG例の一部なのですが、左から
・タートルネック、パーカーのフード、首を覆うもの、衣服などにより顎などの顔の一部が隠れているもの
・顔の輪郭が隠れるもの
・髪が目にかかっているもの
とあります。
これ、すごく判断に迷う部分なのです。
まず、一番左の写真。タートルネックで首と顎の一部が隠れてます。
そして、おでこも隠れてるという事も出来ます。
「タートルネック、パーカーのフード、首を覆うもの、衣服などにより顎などの顔の一部が隠れているもの」
そう、などにより。なのです。衣服などに髪の毛が入ってない保証は無いし、顎などの顔の一部におでこが含まれてないとは言えないです。
だって、例になってる写真のおでこ隠れてるし。
これで真ん中の写真がおでこも隠れてる写真だったら「あぁ、輪郭にはおでこ含まれてるだろうな」と判断できますが、真ん中の写真はおでこが出ているので何ともジャッジしづらいです。
そして、右の写真。髪が目にかかっているもの。と書きつつ、おそらく目に被ってるのは髪の毛じゃなくて毛束の影です。つまり、あやしい場合はNGを食らうと判断できる要素です。
ここから導き出される答えは、おでこも隠れてると判断されるとNGになってしまう可能性が十分にある。という事です。
ちなみに神奈川のパスポートセンターに確認したところ、最終的には目視で確認するので、判断に迷うものはNGになる可能性が十分にあるとの事でした。
スタジオで撮影の時に「これで大丈夫ですか?」と聞かれても我々が決めている訳では無いので、最終的にはご自身でご判断下さいませ。
そして8番の目の周辺の条件。
つけまつげやマスカラ、髪の毛の影など目の周りに影響がある場合、NGになる可能性が十分にあります。
つけまつげなどは量が多いと影を作ってしまったり瞳のエリアにまつ毛が入り込んでしまってりします。
カラコン意外にも十分気を付ける必要があります。
さて、なぜパスポートの写真はこんなに細々と要件が決まっているのか。
実は理由があります。
パスポート用写真のお知らせ。というPDFに記載があるのですが
旅券用写真の規格は、渡航等に関する国際機関である国際民間航空機関(ICAO)の勧告に基づいて定められています。
旅券は海外において唯一の身分証明書であり、旅券用写真は本人確認を行う上で非常に重要です。
渡航者は、不適当な写真を用いた場合には、出入国の際に不利益を被る可能性があります。
また、渡航先国によっては、入国審査等の際に、顔認証技術を用いて渡航者の本人確認を行う事もあります。
したがって、旅券用写真が上記の国際規格に従うものであることが不可欠です。
旅券用写真を提出して頂くにあたり、このお知らせに記載している事項に従い準備をお願いいたします。
と書いてあります。
ざっくり説明すると、写真の規格は国際的に決まってるよ。
顔認証技術使う可能性もあるから変な事するなよ。
パスポートは海外行った時の唯一の身分証だからな!
という事です。
さて、それでは、一体その国際規格とは何なのか?
それがDocument9303(以下Doc9303)と呼ばれるものなのです。
実は、パスポートの写真規定についてはこの文章を基準に各国がローカライズして決めているのです。
よくよく考えれば当たり前の話で、基本的にパスポートは異国で使うもの。独自の規格だけでは対応できなくて当たり前です。
例えばイスラム教圏のパスポートでヒジャブで目だけ出してる写真を証明写真として持ってこられても「誰やねん」てなりますよね。
そして、このDoc9303で写真の細かい規定が生まれたのが2006年からで、意外と新しいものなのです。
2001年にアメリカで起こった同時多発テロがきっかけになって、パスポートの偽造防止が重要課題になったそうです。
それで、結果としてパスポートの顔写真の規定を決めて、ICチップで顔写真のデータとかも管理して偽造防止したらええやんけ。となったそうです。
入出国のタイミングで空港でパスポートをかざしてゲート通るヤツがあるんですけど、あそこで顔認証が行われてるらしいです。
で、このDoc9303で圧倒的に細かく決められてるのが目についてなんです。
なぜかというと、実は人間の瞳の距離やサイズって、他の部位に比べて圧倒的に変化が少ないんです。
例えば、左右の瞳の距離は1歳と成人で(平均値で)2センチ程度しか変化がありません。
また、眼球のサイズも1歳と大人で5ミリ程度しか変わりません。
映画やドラマでも網膜認証とか言うくらい、人間の目は人によってさまざま違います。
それくらい重要な要素に対してカラコンやサークルレンズなどを使って良い理由が無いし、マツエク等で目の情報が読み取れなくなったら問題になってしまうわけです。
という事で、パスポート写真、実は皆さまが思ってるよりも実は厳密だし守らなければならないポイントが沢山あります。
7.まとめ
結論から言うと、写真スタジオで撮影するのがやはりおすすめです。
パスポートの撮影あるあるですが、カラコンやサークルレンズがダメな事を知らないお客様は結構多いです。
そして、ほとんどの人が言うのが「昔はそんなに厳しくなかった!」って言うんです。
そりゃそうです。
そもそも10年前のパスポート写真の撮影の事なんて、よっぽど印象に残る事が無ければ覚えてないですし、証明写真機で撮影してたらカラコンは~。なんて話もされません。
また、写真スタジオで撮影していても言及してくれるカメラマンに当たらなければそのままスルーされてしまいます。
スタジオ728では、お金を頂いて撮影している以上、撮影したけど弾かれた。という事が無い様に、結構細かく口を出す方かも知れません。
パスポート写真を撮影しようかな?とお考えの方は、是非スタジオ728へお越しください。
最安2200円で申請用のお写真が手に入ります!(2025年2月現在)
スタジオ728横浜店の基本情報
【スタジオ名】スタジオ728横浜店
【住所】神奈川県横浜市西区南幸2-17-9 島田ビル1F
【アクセス】JR横浜駅西口徒歩7分
【電話番号】045-620-7023
【営業時間】10:30~19:30(証明写真の最終受付19:00)
【定休日】年末年始のみ
【公式サイト】スタジオ728の公式サイト