証明写真の髪型問題~ぱっつん前髪はあり?なし?~

証明写真の髪型問題 ~ぱっつん前髪はあり?なし?~

証明写真。と言う単語で皆さまが想像するのは「何用」の証明写真でしょうか?

例えば就職や転職に使う履歴書用の証明写真。

ほかにも、ビザやパスポートなどの証明写真。

免許や資格の証明写真なんかもありますよね。


さて、今回はそんな就活証明写真でぱっつん前髪はアリかナシか。を語りたいと思います。



いきなり結論

なしの可能性が高い!

はい。もう今回のブログは終わりです(笑)

証明写真でぱっつん前髪はやめた方が無難です。


って言い始めると、文字数×0.2円が給料の私は貧乏一直線なので、もう少し文字数を稼ぐために色々書きたいと思います。



なぜぱっつん前髪がダメなのか

スマホで調べる女性


ぱっつん前髪にも恐らくそれなりに種類はあると思います。

一番メジャーなのが、上の画像のような、おかっぱと言うか、ちびまるこちゃんスタイルと言うか、そういった類の髪型ですよね。

眉毛にかかるか掛からないかくらいになると思います。


ちなみに、めちゃくちゃ余談ですが

「オン眉」と言う言葉があります。 on the 眉毛の事なのですが、世間的にはオン眉って言うと眉毛より上になるそうです。

英語的にはオン眉って眉毛に乗っかってる状態なので、眉毛より上だとavobe眉毛でアボ眉になると思うんですが…。


さて、ぱっつん前髪で、ぱっつんラインが眉毛が隠れるか隠れないかくらいの位置にあるとしましょう。
そういった髪型の場合、履歴書とパスポート(ビザ含む)でどう言う判断が下されるかをお教えします。

履歴書:ダメじゃないけど回避できるならした方がいいかも知れない
パスポート・ビザ:一発アウト

となります。

それぞれ詳しく説明しますね。


履歴書の解答があいまいな理由

皆さま就活用の履歴書写真は撮影された事ありますか?

恐らく殆どの方が有ると思います。

就活って、学生が社会に出るタイミングで、一生に一回じゃないですか。それ以降は転職になっちゃうし。
その時に重要と言うか、皆さまが意識するのって、社会人マナー的に問題ないかとか、好印象な写真かどうか。みたいな部分ですよね。

そう、この「好印象」と言うヤツがやっかいなのです。

好印象な写真を撮るなら、そりゃもう慎重になるし、どうしようって思いますよね。
蝋人形みたいな表情だとじゃなく、柔らかい表情を頑張るし、肌のコンディションとかにも気を使います。
ヨーイドンで始まる就活は社会にでる為ののオーディションです。

あ、ごめんなさい。ついうっかりラップバトルを申し込みそうになってしまいました。

で、好印象って何?って言う話なんですけど、見る人によって結構変わるじゃないですか。

例えば、ここ数年、量産型男子と言われるファッションあるじゃないですか。

黒髪マッシュでオーバーサイズのトップスにスキニーパンツみたいな。

黒髪マッシュのバンドマン

画像はAmazon.co.jpより引用


こちらはビートルズですが、まぁ、こういった髪型の人たちです。

オシャレかどうか。って言うのと、就活において好印象かどうか。って言うのは全く違うベクトルのものになります。

例えば、ファッションとしては黒髪マッシュでスキニーパンツ履いて東京の下北沢あたりで「バンドメンバー募集。当方ボーカル。それ以外募集」と叫ぶのも良いでしょう。

しかし、社会で好印象とか清潔感って言う話になると、全く違います。

詳しくは弊社のこちらのブログにあります。

やはりオデコを出してスッキリ。みたいなのが万人受けしますよね。


女性も同じで、地雷系と呼ばれるようなファッション。あれはあれで可愛いですし、個人的には(好きじゃないけど)オシャレ度は高いと思います。

ただ、バイカラーツインテールとか重めぱっつん黒髪ロングとか、それはやっぱり就活には向かないですよね…。

地雷系メイクの女性

これとか。髪型としては可愛いんだろうけど、就活においては、髪の毛結んで輪郭出して~!ってなっちゃいます。



でも!例えば就職先がそういうファッションを扱っている服屋とかであればやはりそっちの方が求められるでしょうし、私の黒髪マッシュはちょっと…とか、バイカラーツインテールはさすがに…。

みたいなセンスが20年後にはどうなってるかは分からないし、そう言う人が起業したら多分抵抗なく雇用まで進んだりもするじゃないですか。

ただ、その可能性ってまだまだ低いので、ダメじゃないけど可能な限り回避した方が良い。って言う回答になってしまうのです。

タトゥーと一緒ですね。あくまでも法律で決まってるわけじゃないし、個人の感覚の部分なんだけど、今の世の中の一般常識に照らし合わせたら。みたいな考えが必要になってきちゃいます。




パスポートが一発アウトな理由

さて、ではなぜパスポートは一発アウトなのか。

パスポートの写真の要件に

眉をはじめ目元、顔の輪郭がはっきり写っているもの

と言う規定があります。

つまり、眉毛が隠れるか隠れないか。くらいの位置だと、規定に沿ってないのが分かると思います。

じゃあどこからOKなの?って皆思うじゃないですか。

オデコの半分くらいまで出てればOK?生え際見えてないとダメ?その辺どうなの?

はい、ちょっと私から逆に質問しましょう。

小さい時に公園の砂場とかで砂山作った事あると思うんですよ。
砂山って、砂粒をたくさん集めて山にしてるじゃないですか。

さて、その砂山から砂粒を1つ取ったとします。
砂山から一粒砂を取っても、それはまだ砂山ですよね?

じゃあ、砂を一粒ずつ取っていったときに、どこまで砂山で、どこから砂山じゃなくなりますか?

まぁ、これは立派な詭弁で、砂山のパラドックスって言うヤツなんですけど。

これと一緒で、数字的な定義が出来ない以上は、どこからOKか。なんて言うのを問うのはナンセンスなのです。


ちなみに、何故生え際が見えていないとダメ。って言う規定にしないかと言うと、スキンヘッドの方なんかは生え際見えないからアウトになっちゃうからです。


そうなると「じゃあどうしたらいいのよ!」ってなると思います。
わかりますわかります。そう思いますよね。

答えは一つです。可能な限り輪郭出して顔をハッキリ見せてくださいね。って言うのが答えです。

前髪を流した就活女子
前髪を下ろした就活女子

なお、人によっては、前髪ぱっつんだから分けようと思ってもすぐ戻っちゃうんです。って言う人も居るかと思います。

大丈夫です。整髪料つかってガチガチに固めるなりして輪郭出していきましょう。


わかりますよ。そんなダサくなる写真撮りたくないですよね…。

でも、パスポートとかビザって、前述の履歴書の写真と全く違うんです。

印象が良い悪いとか、そういう次元の話じゃなくて、個人が特定出来るかどうか。と言う部分に重きを置かれているので、見た目のオシャレさって言うのは無関係なのです。

ちなみに、日本はそれでもかなり規定が緩いので、現実的に前髪だって常識的な範囲であれば問題なく通ります。

が、中国ビザなんてめちゃくちゃ厳しくて、下の画像の左下くらいの髪型でアウトです。

前髪が重めの男性

ちなみに、左下の画像。日本のパスポートなら大丈夫だと思うけど、もうちょっと前髪分けた方が安全かなー?と言う感じです。


という事で、前髪ぱっつん(特に左上と右下みたいなやつ)は基本的に一発アウトだと思っていただきたいッ!!!!




そもそも証明写真って…

証明写真の「証明」って何を証明するのか考えたことありますか?

証明写真自体は

その人物を判断し、他人のなりすましを見分けることなどを目的に身分証明書や書類などに貼付される人物写真

と言うものです。

例えば、眼鏡アリと眼鏡ナシだったら、どっちの方が証明写真として適切か。と言われると、眼鏡ナシになります。

何故かと言うと、度の強い眼鏡をしていると、レンズの歪みで輪郭部分が少し内側に入って見えたりしますよね?

たまたまその状態で写真を撮って、あとはコンタクト生活だとするじゃないですか。

さて、眼鏡をしてる写真とコンタクトの本人。ちょっと顔が違うから眼鏡かけて。って言われても、持ってなかったらゲームオーバーです。(さすがにそのレベルの事はないけど)

逆に、裸眼で写真を撮って、日常生活が眼鏡であれば、何か言われても眼鏡を外すだけで事足ります。

他にも、先ほどのこの女性

黒髪ぱっつんの女性

実際ここまで隠れてるとパスポートとか通らないですけど、仮に通ったとしましょう。

で、数年後にこういうファッションに飽きて、ショートカットになるとするじゃないですか。しかもメイクも全然違う感じで。

もし、そうなった場合、写真と違うって言われても前髪を作ることもできなければ目の下にナメクジを這わせる事も出来ません。

逆にすっぴんポニーテールで写真を撮ってるとしましょう。何か海外でトラブルに巻き込まれても、何とかメイク落として髪の毛さえ手で押さえてしまえば、写真と同一人物になれます。


つまり、証明写真の原則は引けるところは引く。これです。

ただ、履歴書用の証明写真などは「好印象」と言うのがついてくるので、髪の毛をセットしたりメイクをして、応募先の企業や人事担当者に「この人清潔感がありそうだな」とか「この人接客向いてそうだな」とかのイメージを与える必要がある為、パスポートやビザのように、無課金初期アバターみたいにしなくてよい。と言う感じです。




まとめ

最初に結論を言ってしまってますが、前髪ぱっつんはやはりリスクは高いと思います。

ただ、社員証や資格の証明書などは割と問題にならないことが多いです。

公的なものであればあるほどちょっと注意して頂くと良いのではないでしょうか?


さて、スタジオ728では皆様が就活や転職に使う履歴書用の証明写真から、ビザやパスポート、資格申請など様々な証明写真を承っています。

就活や転職以外にも、ビザやパスポートで失敗したくない。ちゃんと証明写真を撮りたいと思ったら是非スタジオ728へ!


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