貯金はあまりありませんが、肝臓に脂肪を少し貯めている平田です。
9月に入って、「今年の夏はどこへやら」という風情の涼しい日々が続いて
おりますが、みなさまはこの夏どこかへお出かけになりましたか。
ワタクシ平田は青森県に1泊2日で行ってきました。我が家ではねこを飼って
いるので長く家を空けることができず、いつもながらの弾丸ツアーです。
ところで、今回の旅行にはテーマがふたつありまして
1、日本三大霊場(←なにそれ?)制覇
2、本州最北端制覇
というアムンセンもなしえなかった偉業に挑戦いたしました。
さて、日本三大霊場というのは三大というだけあって日本に三つあり、
高野山と比叡山、そして今回訪れた恐山がそれなんだそうです。て、誰が
決めたんでしょうか。
関西人のワタクシにとって、高野山と比叡山はすでにラクラククリア済み
ですが、日本三大霊場制覇の壁に大きく立ちはだかるのが恐山。本州の
はしっこ青森県の、そのまた先っぽにある恐山はなかなかのハードルの高さ。
青森空港からレンタカーを制限速度以内のスピードで飛ばし、途中ホタテ、
イカ、エビのかき揚げ丼とソフトクリームを食べつつようやくたどり着いた
恐山は「お・そ・れ・ざ・ん!」といういかつい名の響き通りの荒涼とした
場所でした。
というわけで(どういうわけ?)、祝・日本三大霊場制覇!(正直なところ
あんまりうれしくない)
で、その後下風呂温泉に泊まり、有名な大間のマグロなどを食べつつ、
熱くて濃い下風呂のお湯につかりつつ、本州最北端への最終アタックに向け
英気を養うのでありました。
次の日、早朝に目覚めた我々スコット隊は(←遭難するやん!)、本州
最北端の大間崎を目指してすぐに出発…、するわけもなく、朝風呂に入り、
朝ご飯を食べ(旅館の朝ご飯ではデフォルトの3杯目のご飯は自重した)、
9時過ぎに出発!
旅館から大間崎への道は、意外な近さで北海道が見えて、すごく陳腐な
言葉で表現すれば、まさに最果てへの道という感じで、本州最北端制覇への
気分が盛り上がります。
「とうちゃ~く」
あら、あっけない
車というのは便利なもので、ペダルにのせた右足の足首を前後にペコペコ
しながら、輪っかの10時10分の位置に置いた手を左右にフニフニするだけで
着いてしまうのでありました。
その後、ウニ丼の有名な店で、ここ数日時化でウニが撮れていないので
ウニ丼はできないと言われたり、オランダ人カップルヒッチハイカーを5分
ほど車に乗せたり、帰りの青森空港でカメラのナニワに来ていただいている
お客さんに会ったりしながら無事帰還いたしました。
さて、数日後
ワタクシ「家に帰ってから行ってきたところの地図を見返す」ということを
常にしておりまして、今回も何気なく地図を見ていたところ、
ん?
んん?
んんん?
みなさま、地図上でどっちが北か小学校で習いましたよね
てことは、右側の防波堤が最北端???
うーむ、本州最北端は我々を簡単には寄せ付けなかった…。
それでは、またまた。