こんにちはスタジオ728秋葉原店の88です。
今回はポートレート撮影をする際の基本ライティングについてご紹介いたします。
照明のあたる角度が違うと写りかた・イメージも大きく変わります。これを知っていれば、プロフィールフォト等を撮影される際にどの様に撮って欲しいかをカメラマンに伝える事が出来、スムーズな撮影が行えます。また、ご自身でどなたかを撮影する際にも役に立てる事が出来ると思います。
ポートレイト写真のライティングには基本となる4つの方法があります。この4つの基本ライティングを覚えた上で、自分なりに応用していきます。
それではその4つのライティングを紹介いたします。
・バタフライ・ライティング
被写体の真正面の少し高い位置から被写体を照らすライティングで、被写体の鼻の下に蝶のような形の影が出ることからこの名前がつきました。
目線より少し上の正面から照らすので、顎などに下向きの影が出やすいのです。レフ板等を下に置いてその影を消すと、更に頰が細く見え、シミやシワが消えるので、整った顔立ちに仕上がります。
どんなタイプの顔にも映える照明としてよく使われます。
・ループ・ライティング
鼻の小脇にできる影が「丸い(ループ)」ことが名前の由来のライティング方法です。
目の位置より少し高めの位置にライトをもっていき、被写体の左右どちらかに30~45度くらいの角度で当てるライティングです。最もポピュラーなポートレイトライティングの種類の一つです。
ライトの高さを高くしてしまうと眼のキャッチライトが失われる可能性がありますので、上げすぎない様に注意しましょう。
・レンブラント・ライティング
オランダの画家レンブラントが肖像画を描く時に使ったライティング方法です。眼の下に三角形の光が出る事が特徴とされ、特に丸顔によく映える照明法として多用されます。
鼻筋に対して45度の角度で、上方から照明を当てるようにライトをもっていきます。
顔が細く見え、立体感が強調されますので力強い印象の仕上がりになります。
・スプリット・ライティング
顔をスプリット(2分割)するようなライティングです。顔の半分に光があたっていて、残りの半分が影になっているような状態になります。
被写体のほぼ真横から当てる様にライトをもってきます。
人間の顔は左右対称ではないので、左右どちらからライトを当てるかが重要になります。少し影のある雰囲気になるので、ミュージシャンやアーティストなどのポートレイトに使われる事が多いです。
以上が4つの基本ライティングです。
ライティングを知る事で自分がどの様に写るかが分かってくるので、イメージが掴みやすいと思います。是非、ご参考下さい。
担当:88(B6)