デパートで色んな物を見て回っていると、店員さんがよく話しかけてきますよね。商品の説明を細かく話してくれて、買うつもりはなかったのに思わず買う意欲が出てきてしまいます。
さすが接客のプロだとこういう時に感じます。
そういう店員は、販売士の資格をもしかしたら持っているのかもしれません。販売士は所謂、流通関係のプロフェッショナルです。小売店や百貨店で販売員として働きたいと思っている就活生にはぴったりの資格です。
販売士のレベルは3つに分かれています。3級、2級、1級です。3級は入門や初心者レベル、2級は管理者レベル、1級は経営者レベルです。3級を取得するのは、学生の間に、という方が多いイメージがあります。
販売士はただ資格を持っているだけでは駄目で、逆に経験だけでも駄目です。現場経験をたくさん積んで、その上で持っていなければ意味がないと言われています。
このように販売士資格と現場経験は切っても切れない関係です。名のある百貨店の販売員で3級を持っている方はいるでしょう。販売員よりももっと上の役職を目指すなら、2級、1級とステップアップしていくのが普通の流れです。
また販売士という資格は、5年ごとに更新しなければならない資格でもあります。流通の現場は、日々の移り変わりがとても早いものです。その早い動きや微妙な変化についていけるように、定期的な資格更新が必要不可欠です。
販売士の3級は初心者向けなので、比較的簡単に取得することが出来ます。合格率も50%を超えています。2級そして1級とレベルアップするにつれて、試験も難しくなります。合格率も1級だとうんと下がっています。
それでも接客や流通のプロとして働きたいなら、販売士の資格を取得し積極的にステップアップを目指しましょう。販売士は、小売店や百貨店だけでなく、様々な業種に役立ちます。サービス業、製造関係の仕事にもきっと役立ちます。持っていて絶対に損はないでしょう。