地獄のような気温が過ぎようやっと人類の知っている夏が帰ってきましたね。
もうこのまま秋になってくださいお願いします…。
今日は今更感もありますが就活でも婚活でも男性のお客様によく聞かれるのでちょっと自分自身のおさらいも兼ねて書こうと思います。
スーツのジャケットのボタン、閉めるか開くか
知ってる方も今一度、おさらいで読んで下さると嬉しいです~!
まず最初に
女性のスーツは全部ボタンを留めるのが正解です。
男性はスタジオで証明写真を撮る時は2つボタンのスーツは一番上のボタンを、3つボタンのスーツは1つめと2つめ、もしくは2つめのボタンのみを留めて座った状態で撮影をさせていただいております。
理由としてはボタンが留まっている方が4cm×3cmの履歴書用の証明写真にカットしたときに襟元がかっちりシャープに写り、就職活動に適した写真に仕上がるから、なのですがスーツ界においては
一応、座るときは開けることになってます。
…スーツ界とはそこそこ仲良くしてなきゃいけない業界にいるはずなのですがお恥ずかしながら私は「え?そうなの??」と思いました。
正直に申しますと、知らなかったです…!
逆に海外のエライ政治家さんが椅子に座ってジャケット全開で難しい話をしているのを見て、ほほう向こうはやはり違うな…エライ人ですらフランクでいらっしゃる…と思ってすらいました恥ずかしい!!
ただ、面接時にはローカルルールが入ります。
正解は座る時は外す、なのですが面接時は留めたまま。
開けるのが正解と分かっていても、ジャケット全開はフランクに見えますよね。
国内ではニュースキャスターの方も留めたままテレビに映っていらっしゃいますし、国柄的にそっちの方で見慣れてしまっているのが原因な気がするのですが、それまでカッチリ着込んでたのに「どうぞおかけください」「失礼します」でいきなりジャケットの前くつろげて椅子に座られたら採用担当の方がびっくりしてしまうというか私ですらびっくりしますので。
国内では座っているときも留めるルールが適用されます。お気を付けください!
では次より本題へ!チェックチェック!!
2つボタンの場合
恐らく、今一番流通しているのはこの形のジャケットだと思います。
このジャケットの場合
下のボタンは留めない、上のボタンだけ留める
下のボタンはなんと飾りだそうです。
3つボタンの場合
2つボタンより少しややこしい3つボタンですが、
下のボタンだけ留めないタイプと真ん中のボタンだけ留めるタイプ
のツーパターン。
3つボタンジャケットは2個、段返り3つボタンジャケットは真ん中のみとめます。
待て待て段返り3つボタンて何?て感じですよね。
一度ご自身がお持ちのものをご確認いただいて、ジャケットの襟の折り返し部分でボタンが隠れるデザインでしたら、それが段返り3つボタンのジャケットです。
そうでないものはふつうの3つボタンのジャケットとなります。
段返り3つボタンのジャケットも一番上と一番下のボタンは飾り、ふつうの3つボタンのジャケットも一番下のボタンは飾りです。
ちなみに段返り3つボタンのジャケットの一番上を無理に止めるとシャツとネクタイが出る範囲が狭くなり、デザイン的にちょっとおかしな感じになってしまいます。要注意!
3つ以上ボタンがある場合
極々まれにいらっしゃいますがこの場合、
一番下は留めずに残りを全部留める
兎にも角にもジャケットの一番下のボタンは軒並み全部飾りです。
迷ったら一番下以外のボタンを全て留めてください。
おまけに
ジャケットのボタンについて調べものをしていた際にみつけたマメ知識も一緒に書き残しておきますので、ご入用の方はこちらもどうぞ~。
・タイピンの位置
ジャケットの第一ボタンのすぐ上あたりで、ネクタイ+シャツをはさんでとめます。
たまに新卒の方でネクタイだけはさんでブラブラさせてる方いらっしゃるのですが面接の際はネクタイと一緒にシャツもはさんで動かないように固定してくださいね。
・ポケットのベロ
スーツ界においては室内では中に入れる・室外では外に出すというルールがあるのですが国内においてはずーっと出しっぱなしが正解。
出すのは分かっているのにポケットに物を入れた拍子に片方だけ入ってしまった!という方もいるので、他人事と思わず本番前に一度確認してくださいね~
・シャツの一番上のボタン
ネクタイを締めたら見えなくなるしと留めずに撮影に来られる方が稀にいらっしゃるのですが、一番上のボタンを留めないと襟が不自然に開いてしまいます。
襟の崩れたシャツはだらしなく見え、フォーマルな写真にふさわしくありません。
一番上のボタンは絶対に!留めてください。
なんでしょう何度も何度も飾り飾りと書いていると留めなくてもいいならもう一番下のボタン無くして下さいよとなんだか切ない気持ちになってきましたが…
これでスーツの着こなしはばっちり!
胸を張って面接に挑みましょう!