【就活】履歴書に貼る写真は採用を左右するのか【転職】

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皆様こんにちは。スタジオ728銀座店でございます。

履歴書に貼る写真、悩みますよね…。もう今回は直球のタイトルで、そのまんまです。

ズバリ「履歴書に貼る写真は採用を左右するのか」

でゴザイマス。


こちら結論から言うと左右します!超大事!

さて、それでは、なぜ履歴書の写真が採用を左右するのか、具体的な例をもとに解説していきましょう!

目次(クリックすると各トピックに飛びます)




写真にこだわるな!

いきなりこのブログの書き手は何を言っているのでしょうか…?
まさかのご乱心…?

さてな写真は大事とか言いながら「写真にこだわるな」と言うトピックが一番最初なのか。

これは、結局どれだけ写真に拘っても決定的な決め手にはなりにくいと言う特性があるからです。
勘違いしちゃいけないのは、決め手にはならない。じゃなくて、決定的な決め手にはなりにくい。です。

もしかしたら、世の中にある手タレなどに代表されるパーツモデルの様に、顔だけで9割を判断される業界があるとしたら、履歴書の写真決定的な決め手になると思いますが、多分世の中の仕事の9割以上は見た目よりも中身を重視していると思います。

例えば、女性社員の士気を上げるためにイケメン課と言うのがあり、ありとあらゆるイケメンを取りそろえ、頑張る女子社員の肩をポンッと叩きながら「いつもお仕事お疲れ様、コレ飲んでね」なんてコーヒーでも出す部署があったり。
はたまた、男性社員の士気を上げるために美女課と言うものがあり、洋の東西を問わず美女を集めて「私…男の人が頑張ってる姿を見るの好きだな…」とか言ってくれる部署があったり。

なにそれ。そんな会社で働いてみたい!

さて、そんな訳で、どれだけ写真に拘っても、それ以外が伴ってなければ結局は不採用になってしまいます。
写真にこだわるな。と言うのは言い過ぎかもしれませんが、写真にこだわる前にもっと拘るところがある事を絶対に忘れないようにしましょう。



人間は見た目が〇割

今から約15年前、2005年に「人は見た目が9割」と言う本が出版されて200万部くらい売れました。

メラビアンの法則と言うのを聞いたことがあるでしょうか? 視覚情報の影響度が55%と言う法則です。
(全然関係ないけど、メラビアンの法則を提唱したアルバート・メラビアンはご存命でした。現代の人だったとは…!)

実際に人の見た目と性格がマッチしない事も多いですし、メラビアンの法則だって「感情を伝えるコミュニケーションにおいては」と言う前提があったりします。

それでも、やはり人は見た目にダマされます。
とある心理学の実験では、スーツなどのしっかりした格好の人と、見すぼらしい格好の人の二種類の人が横断歩道を赤信号で渡る(信号無視をする)時に、どれだけの人が一緒に信号無視をしてしまうか。と言うのもあります。
ちなみに、確かスーツの人が信号無視をした時のほうが多くの人がつられて信号無視をするそうです。

他にも、SNSでは見た目が好みすぎる彼氏と付き合った女性が、彼氏の性格が良くなくても、喧嘩をしても何があっても見た目が好きすぎて許せてしまう。と言うエピソードもあったりします。

つまり、見た目は大事…とハッキリ言うのは好きではないのですが、大事なのです。


だって、まったく学歴・資格・志望動機などなど、全てが同じで履歴書に貼ってある写真がけ違う。なんて言う履歴書が二枚あったら、顔で選ぶしかないですよね。

最近だとユニリーバが2020年から履歴書に顔写真とか性別の項目を削除して~なんていうニュースもありましたが、まだまだ履歴書には写真を添付する。と言うが当たり前の時代。

ただ、顔採用だって厳密にいえば余裕であります。ちなみにこのブログを書いてる人も、顔採用…とまではいきませんが、見た目を採用の判断基準にしていました。

で、ここで重要なのが、見た目は結構どうにでもなる。と言う事なのです。


だって、同じ人でも髪型と表情だけで全然別人に見えますよね?


証明写真じゃなくてプロデュース

証明写真のイメージってありますよね。

こんな感じで、白とか青の背景で無表情で写る…。みたいな。

これ、けっしてダメな訳じゃないんです。が、敢えて言おう、ダメである。と!
どういうことか?と言うと、例えば免許とかパスポートとかの身分証としての写真であるならば、こういった表情でも問題ないかもしれません(さすがに生気なさすぎですけど…)でも、履歴書にこの顔写真で来たら「あ…うん…」ってなっちゃいますよね。

履歴書に貼る写真は証明写真であって、証明写真ではあらず!そう!プロデュースされた写真がモアベターなのです!

だってね、例えばですよ?
履歴書に貼る写真が、本当に顔だけで判断してると思うのなら、服装なんて関係ないですよね?
でもスーツ着るじゃないですか。

ヒゲがなんでダメなんでしょう?ノーメイクがなんでダメなのでしょう…?
たぶん、社会人マナーとかですよね?

髪の毛を整えるのはなんで?ネクタイを締めるのはなんで?

なんでそう言う所は気にするのに、スーツのサイズとかネクタイの結び方とか表情とか気にしないんですか…?


今回のブログに使っている写真、ほとんど同じ人の写真なんですけど、服装と髪型と表情が変わるだけで印象って変わるじゃないですか。

顔の良し悪しで判断してるわけじゃないんです。
企業に自分を売り込む。と言う視点からどんな格好をしてるか。とか、どんな表情か。とか、そう言うのを見て判断しているんです。
究極履歴書なんて見たって本当か嘘か分からない事多いです。私が昔いたスタジオでも、芸能人撮影してました!なんでも撮れます!みたいな人が泣いて辞めていく一方、写真撮ったことないんです!っていう人がアシスタントから始めて立派にカメラマンまで成長していく事もありました。
なので基本的に面接してみないとわからないんですが、その面接に来てもらう前の判断基準として、履歴書の書き方だったり写真だったりがあるのです。

履歴書だって、全部本当の事書かずに、ちょっといい感じに書いたり、印象良くする為に言い換えたりしますよね?
それと同じことを写真でもやりましょうよ。と言う事です。



加点を狙うな、減点を減らせ

履歴書には大きく分けて二つの情報があります。

1つは文章の情報。もう1つは視覚的な写真の情報です。

文章の情報はどんどん加点を狙っていきましょう。
例えば、どんな経歴で何を学んできて、自分には何が出来るのか。

たとえば、全員集合でお馴染みのドリフターズがビートルズの来日公演の時の前座を務めたエピソードは有名ですが(いや、今の10代とか知らなさそうですけど…)、実はドリフの出番はわずか1分15秒ほどでした。しかも、ドリフ以外にも前座に出演したアーティストは居て、前座の演奏は1時間程度続いたそうです。

こうやって書くと、ドリフ大した事ないじゃん。みたいに思えますよね。だって、1時間の中の1分ちょっとって、1/60ですよ?

でも、例えば
イギリス出身のバンドでありながらも、アメリカの人気テレビ番組「エド・サリヴァン・ショー」に出演した時には72%の視聴率を叩き出したビートルズ。
アメリカのシングルチャートでは1~5位を独占した彼らの最初で最後の来日公演のオープニングアクトに抜擢されたドリフターズ。

って書くとなんだか凄そうに見えますよね。

こんな感じで、よく見せるテクニックと言うものは確実に存在しているので、そういった物は適宜使っていくのが良いかと思います。


しかし、履歴書の写真においては加点を下手に狙いに行かないほうが良いです。

さて、ここで少し、漫画家のあまおうさんのtweetを参照してみましょう。



このtweetでもわかるように、服装と髪型でかなり印象が変わりますよね。もちろん、履歴書用なので派手な服や髪型は出来なくても、サイズ感やある程度の髪型のアレンジでずいぶん印象が変わるのも理解できるのではないでしょうか?

さて、ここで「加点を狙うな、減点を減らせ」に戻ります。

ちょっとファッション業界を例に説明しますね。
例えば女性用ドレスに「黒」を取り入れたのはシャネルが最初と言われています。そんな風に、各ブランドの意向をしっかりと理解し、そのブランドが今季出したいカラーを正確に再現して「この人こそウチのブランドを正しく理解している人だ!」と思われる写真を用意するとします。
それを履歴書に貼りますか…?

多分、履歴書の写真ってそう言うモノじゃ無いですよね。
いくら高得点を狙えるとしても、履歴書の写真でソレをやったらアウトな感じしますよね。
なので、履歴書の写真は減点をいかにしないか。が重要になります。

それは、例えば写真から受ける印象です。
髪の毛をセットしていない=野暮ったそう
姿勢が悪い=偏屈そう
スーツのサイズが合ってない=そんな事もできないの?
無表情=一緒に働きたくない
みたいに、悪く取られそうな部分を出来る限り排除していくのが肝要かと思います。


まとめ

では、履歴書の写真で何を注意すればよいのか。

服は本当にサイズ感を大事にしましょう。
新卒の方はスーツの色味や素材で他者と差別化を図るのはちょっと冒険なので、基本的にはチャコールグレーとかの「いわゆるリクスー」になると思います。
そうなると、サイズが本当に大切です。
某オーダースーツ屋さんだと2万円で自分のサイズぴったりのスーツが作れます。

実は私も人生で一度だけ安い所でオーダースーツを作ったことがあるのですが、本当にびっくりするくらいフィットするんです。
さすが安くてもオーダースーツ…侮れない…!ってなりました。


髪型は男性は額を出来る限り出してさわやかな感じに。女性は結べる長さであれば結んだほうがすっきり見えます。

もちろん、新卒なのか転職なのかで変わってくる部分もありますが、基本はスッキリさわやかに。と言うのが原則だと思って頂いて良いかと…!!!

そして表情!

これはもう、真顔か笑顔で言えば笑顔の方が良いかと思います。
どうしても真顔だとムスっとした顔に見られがちだったりするので、表情はやはりある程度柔らかいほうが良いかと思います。

ただ、例えば弁護士事務所の写真を見たとしましょう。
たくさんの弁護士さんの写真の中に、笑顔の人がいれば「あぁ、なんだかこの人は寄り添ってくれそうな人だなぁ」と思うかもしれませんし、キリっとした表情の人だったら「経験豊富で絶対に勝てそう」と感じるかもしれません。

こんな風に、自分をどう見せたいか。と言うのも重要だと思います。


さて、今回は履歴書に貼る写真についてつらつらと書かせていただきました。


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