これからのインターンシップはどう変わる?充実させるコツを徹底解説

就活・証明写真の完全攻略ガイド

1.採用直結型?インターンのこれからの評価基準

電話に出る女性

インターンシップ(就業体験)に参加することで、より幅広い業種の仕事を経験することができ、OBOG訪問だけでは得られない仕事の現場を見ることができます。

参加できる期間は短いですが、より効率的に仕事内容を把握できるだけでなく、仕事のやりがいを感じられる内容になっていて、コロナ禍の今ではインターンシップ自体もオンラインで参加できるようになりました。

これまで、企業側はインターンシップで得た学生の情報は採用に使えないという見解を示してきましたが、今後は一定の条件を満たすことで容認されるといわれています。

2024年度以降に卒業・終了する大学生・大学院生が対象になります。
新たな形となるインターンについて、詳しく解説していきます。

 採用が対象となるインターンは最低でも「5日間以上実施されるもの」であることが条件です。そして更に細かい条件があります。

これまで1dayインターンなどの1日限定で参加できるインターンがありましたが、それらは「オープン・カンパニー」であり、インターンシップには該当しないと定義されるようになり、オープン・カンパニーとして開催されているものに関しては採用に繋がらないことが決まっています。

また、オープン・カンパニーと比較して長い期間で実施される「キャリア教育」という分類のものは、参加する学生さんの教育が目的であり、就業体験は任意であることから、インターンとみなされません。

今後採用につながるインターンシップの分類としては「汎用的能力・専門活用型インターンシップ」といわれるもので、これは採用に活用してもOKということが決まりました。

具体的な条件としては

・最低でも5日間以上、専門性を重視するなら2週間以上の期間実施されるもの
・就業体験が必須であること
・実施機関の半分超を就業体験に
・現場社員が指導し、フィードバックを行う
・長期休暇の期間に実施される

やや細かい条件ではあるのですが、期間のうち半分を超える日数であること、そして職場で行われ、学生さんが同行して体験することが必須です。

もちろん、企業がテレワークを日常的に使っている場合はテレワークの場合でも可能とされています。

そして就業体験を行う際は、企業の社員が学生を指導して、インターンシップの終了後にフィードバックすることとしています。

もちろん学生さんは学業も大切なので、両立に配慮することを前提として、対象は34年生かもしくは修士12年生の、夏休みや冬休みなどの長期休暇であることが定められています。

いつからこの仕組が適用されるのか?についてですが、早ければ2023年の夏頃から対象になるといわれています。現在では7割以上の就活生が何かしらのインターンシップに参加しているというデータもあります。

これらの取り組みがはじまると、より採用につながるインターンシップに参加したいと考える就活生も増えると思いますが、実際には企業側も5日間以上の就業体験を伴うとなれば負担もかかる上に、大人数を対象にしる準備も整ってはいません。「インターンシップに参加できないと、採用されないのでは…」と不安になる学生さんもいるかもしれませんが、その心配はしなくていいでしょう。

このような流れから、実際に就活生がどういった準備をしておくのがいいのか、まとめていきます。

2.インターンシップを実施する期間とピーク

ミーティングの様子

学情のレポートによるとインターンシップを開催している企業は23年卒学生の対象として全体で59.7%という結果もあり、上場企業は74.8%に対して非上場は57.0%と差がありました。予算的にも人員的にも調整しやすい上場企業の方が、インターンシップを実施しやすいという状況です。

インターンシップを実施する期間としては一番多いのがサマーインターンといわれている7月~9月がピークで多く、次に冬に開催される12月~1月が多いです。そして次に秋である10月~11月という順に実施されています。

より早い行動を心がける学生さんが増えていることからも、メインで参加が多いのはサマーインターンシップとなりますので、夏に向けて準備をすることがポイントです。

3.参加前に準備すること

パソコンに向かう人

参加する前に準備しておくべきこと、それはまずどういった企業がインターンシップを開催するのかというところです。まずはリクナビ・マイナビなどの就活サイトを利用したり、気になっている企業HPをチェックするところからスタートしましょう。学校宛に企業からインターンシップの案内が送付されている場合もありますので、キャリアセンターで聞いてみるのもおすすめです。

どういう内容のプログラムなのか、実施期間も調べておきましょう。具体的な仕事内容や事業についても事前に調べておくことで、就職活動をしていくにあたって企業研究に役立ちます。

4.インターンシップの証明写真でおさえるべきポイント

就活証明写真の撮影風景

インターンシップの情報集めに集中してしまいつい忘れてしまうのが、インターンシップのエントリー時に必要な証明写真です。参加したいと思っていても、「ギリギリに証明写真が必要になった!」と、スタジオ728へ飛び込まれるお客様も実は多いです。

本格的に就職するわけではないため、スマホアプリなどで自撮りの証明写真を準備する学生さんも中にはいますが、本格的な証明写真を後で撮り直しに来店される方も多く、2度手間になってしまうことも…。WEBエントリーデータも揃う上に、気になる肌荒れや左右のバランスも綺麗に整うフォトレタッチ付きのプランでしっかりとした証明写真を準備することで、慌てて用意する必要もありません。

インターンシップ用なんだから問題ないと思っていても、顔写真はやはり見られるものですが、写真館やスタジオで撮影することを強くおすすめします。姿勢や顔の角度もカメラマンに正してもらえるので、より綺麗な証明写真を仕上げることができます。インターンシップ応募用の証明写真で人事がチェックするポイントの3つは、「表情」「髪型」「服装」だとも言われています。

顔が明るく、より誠実さが表情にあらわれているか、髪型はしっかり就活にふさわしい髪型で清潔感があるのか、ネクタイやシャツの襟元に乱れやシワがないかなど、思っている以上に細かいところまで見られています。また、人事担当の方は多くの応募者のエントリーシートや履歴書をチェックしていくわけですから、より完璧なものに仕上げることで好印象を与えることができます。

写真館やスタジオではヘアメイク付きのプランが揃っていることから、自分でメイクをしたり髪をセットするのが苦手だという方にも安心してプロに任せることができます。正式な書類だからこそ、きちんとした証明写真を用意しましょう。

5.インターンシップの内容・得られる経験とは?

セミナールーム

インターンの内容としては大きく分けると4つあります。

  • セミナーや事業内容を受けるもの
  • 業務体験や職場の見学
  • 与えられた課題を処理する
  • 職場での業務を行うもの

比較的参加しやすいのは①のセミナーや事業内容を受けるタイプのものになります。
企業の社員が事業内容や業界について説明し、知識を蓄えるのに情報を得やすいです。ワンデー仕事体験など、短時間で行われるものもこれにあたります。

続いて②はセミナーや説明会では話を聞くだけですが、実際に現場の空気感を知ることができます。施設やオフィスなどを見て回ったり、軽い作業を体験することができます。

③は、実際に企業に入った時に行う業務にあたるテーマを与えられて、その課題を解決に導くためにグループワークを行ったりします。グループディスカッションやプレゼンテーションを行うものになるので、より自分に合っている業務なのかを知りたい方におすすめです。

④は実際に企業に通って業務に従事する内容になっています。志望している企業や業種を絞っている人や、すでに学校生活で得たスキルを発揮することができるため、より体験してみたいという強い気持ちがある方にはとても役立つ内容です。

自分が一体何に興味があり、どういう働き方をしたいかなど、基準を決めることでどういった形のインターンに参加したいのかを絞ることができます。目的が明確にある方はとくにインターンシップの情報を集めて、参加するようにしましょう。12年生のうちに企業を知り、2年~3年生で実体験できるプログラムに参加するなど、計画を立てて行動すると前進している感覚も強くなります。

6.まとめ

スタジオ728

これからのインターンシップについて、またインターンシップに参加する際に重要なポイントをまとめました。学生の今のタイミングだからこそできるとても貴重な時間と機会になります。少しでも興味があったり、将来の理想の自分に近づくためにまずは調べてみるところからはじめましょう。先輩や友人との情報交換もしておくと、新たに取り組むべき課題が見えてきます。

▼あわせて読みたい
23・24卒向け就活の進め方 証明写真の完全攻略ガイド