マイナンバーカード写真のサイズを徹底解説!Web・郵送・証明写真機、最適な申請方法と撮り方のコツ

マイナンバーカード写真のサイズを徹底解説!Web・郵送・証明写真機、最適な申請方法と撮り方のコツ

皆様、マイナンバーカード作ってます?

2025年の12月2日以降、現行の保険証が使えなくなり、マイナ保険証に移行となります。

とはいえ、正直マイナンバーカードって申請面倒なんですよね。
いや、実際にやること自体は少ないんですが、ああいう作業って面倒で後回しになりがち。

かく言う筆者も2024年暮れくらいまで作ってませんでした。面倒だったから。
しかし、マイナ保険証に切り替わる時期が近づいてくるとそうも言ってられません。

という事で本日はマイナンバーカードを作るたの写真のサイズや、申請方法とか撮り方とか、そういうお話をしたいと思います。


10年間信頼できるマイナンバー証明写真
はじめに:マイナンバーカード用写真の重要性とサイズ規定

マイナンバーカードが重要な身分証である事は皆さまお分かりかと思います。

ここでは、マイナンバーカードの重要性ではなく、マイナンバーカード用写真の重要性を話したいと思います。

まず、マイナンバーカードの有効期限は18歳未満は5年間、18歳以上は10年間です。
その間同じ写真が使われます。

現在、運転免許の保有率は、
2023年61.2%、2024年56.2%、2025年53.5%と、2年連続で下降しています(※ソニー損保調べ)
今までは写真付きの身分証と言えば免許。と言うくらい免許が一強の時代が続いていました。
しかし、免許保有率が下がっている現在、マイナンバーカードが免許の代わりを担う存在になりつつあります。

それはなぜか。
・顔写真が付いている
・生年月日が載っている
・住所が載っている
・基本的に国内住居者全員が持っている

これらがその理由です。

今までは身分証と言えば免許。
保険証だと写真が載ってないから本人と同定出来ないし(本当に今まで問題にならなかったのが凄い)、
パスポートには住所が載っていません。

免許とマイナンバーカードの一番の違いは、免許は試験を受けて取得するのに対してマイナンバーカードは自動的に全員が所持するからです。

マイナンバーカードを持ってないという事は、日本に住民票が有れば本来有り得ず、どこに行っても身分証としては通用します。

ここまで言えば、マイナンバーカードに使う写真の重要性がお分かりかと思います。
これから身分証を呈示したり年齢確認のたびに見られる写真だと考えるとかなり重要です。

マイナンバーカード用写真の規定

マイナンバーカードを申請するときの写真の規定ですが、特別難しくはありません。
ざっくり言うと、パスポートと一緒です。

写真自体は下記の通り。

マイナンバーカード用写真のサイズ規格

縦横のサイズや余白具合はパスポートと一緒です。
なので、パスポートとマイナンバーを一緒に更新していくタイミングにすると便利です。

ただ、2024年とかで下記みたいな事も…

はっきり言って、行政仕事してないだろ。と思えるくらい写真に対しての審査がガバガバです。
ただ、これを参考に「自分もガッツリ加工した写真を!」と思って加工するのは危険です。

写真がダメだったらどうなるの?

NG
マイナンバーカードの写真に不備が有った場合、
不備の理由を確認し、適切な規格に沿って再撮影するか、特例申請の検討が必要となります。

マイナンバーカードの交付自体、2週間~4週間ほどかかるし、受け取りもめちゃくちゃ面倒なので、再提出があると本当に面倒です。
そのため、写真のサイズだけでなく、要件含めてちゃんとした写真の方が良いかも知れません。

また、マイナンバーカードは受領のタイミングで役所の人による写真と本人に相違が無いか目視のチェックが入ります。
この時点で不備を食らったら待っていた期間も無駄になるので本当に勿体ないです。

これが去年くらいまでなら保険証としての猶予があるからまだ大丈夫だったけど、今から申請して再提出になると年が明ける可能性もゼロじゃないかもしれません。

冒険してでも盛った写真を使いたい。と言う気持ちは分りますが、それで本人確認の時に別人だと思われたら本末転倒です。

写真は出来る限り普通にちゃんとした証明写真として撮影した方が良いでしょう。

マイナンバーカード写真の基本的なルールとNG例

まず、ビザやパスポート、免許やマイナンバーカードなどに共通して、基本的なルールは一緒です。
(実は免許がそこそこ緩いけど、細かい部分は各自治体の公安委員会による違いがあります)

公文書である上記の写真と、履歴書の写真を比較してみましょう。
基本的なルールとしては以下のような感じです。

背景 服装 髪型 顔のサイズ 表情
パスポート 原則白
公用旅券は白
背景と同色は不可。
公用旅券は規定有り。
輪郭が隠れていない。
目の周りに髪の毛が無い。
厳密な規定有り 実際の容貌と著しく異なるとNG
マイナンバー 単色であれば。
特に色指定無し。
背景と同色は不可。 頭髪のボリュームが大きすぎるとNG。
目元が見えない、輪郭隠れるとNG。
厳密な規定有り 平常の容貌と著しく異なるとNG
ビザ 国によって違う 背景と同色不可。
国によっては厳しい規定有り
原則はパスポートレベルだが、国によっては厳しい。 厳密な規定ああり 原則真顔
免許 自由。グラデーションも可。 背景同色は不可。 顔が隠れなければ自由。 ある程度自由 笑顔OK。
カラコン実はOK。
履歴書 自由 相手の印象を無視するなら何でも良い 相手の印象を無視するなら何でも良い ある程度自由 相手の印象を無視するなら何でも良い

上記が全てのルールではないですが、見て頂いて分かるように、基本的には写真に対して規定があります。

履歴書だけ異質すぎますが、結局相手の印象がどうか。と言う部分なので、厳密なルールが存在している訳では有りません。
法律や制度で履歴書の写真がスーツと決まってる訳でもないです。
髪色も履歴書で金髪がダメとかどこにも書いてません。
ただ、相手への印象がどうか。と言うだけです。

で、履歴書以外の証明写真の基本的なルールとしては

・背景色と同じ服はNG
・輪郭が隠れたり目が見えないとNG
・用紙サイズ、顔サイズに規定有り。
・表情もある程度規定有り

と言う感じです。

パスポート用とマイナンバーカード用の写真の違い

実はパスポート用とマイナンバーカード用の写真は、サイズなどを含めて規定がほぼ共通です。

なので、多くの方がパスポートの申請や更新とマイナンバーカードの申請を同じ写真で行っていました。

しかし、実は共通していない規定などが有ります。

パスポート用写真の髪の毛のボリュームが多い場合の対処法

例えばパスポートでは、髪のボリュームが大きい場合はこう撮影してくださいね。
と言うガイドラインが載っています。

具体的には、頭髪でサイズを合わせるのではなく、目から顎までの距離と同程度を目の上に取って、その頂点を頭頂部としてサイズを調整する。
と言うのがあります。

一方、マイナンバーカードでは、
頭髪のボリュームが大きく顔の面積が小さい物は却下されます。

頭髪のボリュームが大きい時にはこうすればいい。と言うガイドラインも有りません。

その他実は細々違いがあるので、どっちも欲しい!と言う方はご注意ください。

写真が通らなかったら?再申請の方法と対処法

マイナンバーカードを申請した後、申請不備の連絡が届くことが有ります。

特に、顔写真の不備は多いそうです。

不備の通知自体は申請から1週間程度でメールや書面で届くそうで、そこに不備内容と再申請の手順が詳細に記載されているそうです。

オンライン申請した場合の再申請方法

再申請の方法は自治体によって異なるものの、大体の場合は申請不備の通知メールに記載されているURLから再申請が可能です。

URLにアクセスすると再申請のページに行くので、そこで不備理由などを確認し、再申請となります。

もし、スマホの自撮りなどをして写真不備だった場合は、ちゃんとした写真スタジオで撮影するなどしましょう。

郵送申請をした場合の再申請方法

こちらも再申請の方法は自治体によって異なりますが、

通常は不備の有った申請書原本とともに「不備通知兼再交付申請書」が同封されます。

その中に、どのように再申請をすればよいか具体的な指示が書かれています。

郵送申請の写真不備は、スマホの自撮りだけでなく証明写真機の写真でダメなケースもあるため、改めてちゃんとした所で撮影すると良いでしょう。

どこで撮るのがベスト?それぞれのメリット・デメリット

さて、マイナンバーカードの申請に使う写真を撮る場合、いったいどこで撮影するのがベストなのか気になりますよね?

それぞれのメリット・デメリットを解説していきます。

その前に…

オンライン申請と郵送申請のメリット・デメリットも軽く触れておきます。

細かい部分は色々あるのですが、マイナンバーの申請書IDが分かる方はオンライン申請がおすすめです。
実は証明写真機でも申請が出来て、手間「だけ」で言えばコレが一番楽では有りますが、問題が二つ。
①申請書IDの有無
②意外と写真の質は良くない

です。

で、申請書IDって何よ?って言う方が殆どだと思います。

上記画像の赤枠のヤツが申請書IDです。

我が家は通知カードはあったものの、その下の部分が無くて申請書IDが不明でした。

そもそも個人番号制度が始まって申請書の郵送が開始されたのは2015年。
10年近く前の書類なんて紛失して無い。なんて方も多いと思います。

この申請書IDが無い方は強制的に郵送申請となります。

まとめると

申請書IDが有る:オンライン申請>証明写真機
申請書IDが無い:郵送一択

これがベストになります。

さて、では
①スマホ自撮り
②証明写真機
③写真スタジオ
に分けて写真撮影のメリット・デメリットを解説していきたいと思います。

スマホ自撮りのメリットデメリット

まず、スマホ自撮りのメリットですが

①無料でいつでも撮影出来る
②何回でも撮影できる
③修正が容易

と言った感じでしょうか?

デメリットは
全般的な写真のクオリティ
でしょうか。

どうしても普通にスマホで自撮りをすると、インカメラの性能的に広角でゆがんだり、手が入り込んだりします。

証明写真みたいに中心を取って撮影するって実は結構難しいんです。

それに加え、光の質ですね。意外と家に何もない白壁が無いとかもありますが、それ以上にトップライトのみで撮影すると顔に不要な影が出来ます。

コロナ時期にWEB会議用にスマホ用ライトなんかを導入した方も多いですが、ああいうアイテムを使うとある程度は影問題は緩和されます。
が、背景に影が出ないように。と言う部分でまた難しかったりします。

その辺りがクリアできる方はスマホの自撮りなんかはアリなんじゃないでしょうか?

証明写真機のメリット・デメリット

証明写真機のメリットは

①とりあえず申請に通る写真は撮りやすい
②時間内撮り直しOK
③申請がそのまま出来る(機種もある)

となります。

デメリットは証明写真機って別にクオリティ良くないです。
詳しくは弊社下記ブログ

https://studio728.jp/blog/233750/

で検証しています。

ぶっちゃけ証明写真機って下手すると一番写真そのもののクオリティは低いのでは…?

と思ってしまうくらいです。

写真スタジオのメリット・デメリット

写真スタジオのメリットは

①クオリティが一番高い
②修正が効く
③自分のクセを消して撮影できる

じゃないでしょうか?

逆にデメリットは、費用が一番掛かる可能性が高い事、場合によっては予約が必要。と言った感じでしょうか。

結局どれで撮るのがベスト?

まず、マイナンバーカードがメインの身分証になるかどうか。と言う部分で考えると良いでしょう。

料金で言うと
スマホ<証明写真機<スタジオ
の並びになるし

クオリティと撮影までの手間で言うと
スマホ≦証明写真機<スタジオ

あと、失敗しない率で言うと

スタジオ<証明写真機<スマホ

だと思います。

この失敗しない率は、サイズとか髪型とかそういう申請に弾かれる要素の事ですね。

個人的にはスマホで撮影する時間があるならスタジオを予約して行っちゃった方が楽だしクオリティ高いし…。
と言う考えなので、基本はスタジオがおすすめです。

スタジオ728ではマイナンバーカード申請用の撮影も大歓迎ですので、是非ご利用ください。

BOX証明写真とスタジオ728の比較
10年間信頼できるマイナンバー証明写真

意外と知られていないマイナンバーカードの事

意外と知られていない事ですが、マイナンバーカードは修正が出来たりします。

と言うと語弊がありますが、マイナンバーカードの顔写真のチェックポイント。の所に

※画像編集ソフトで加工された画像などは、受け付けできない場合があります。

と言う記載と

※対面での本人確認に支障をきたす加工が施された写真は不可

と言う記載があります。

なお、パスポートなどについては

パスポート写真の画像加工・画像処理について

と記載があるように、不適当とされています。

マイナンバーは「受付出来ない可能性がある」、パスポートは「不適当」とあるため、若干の温度差の違いがあります。

ここを狙って本当に分からない程度(例えばメイクでも変わる所や肌コンディションで変わる所)ならいけるのでは…?と言う感じです。

また、実は

施行日(2024年12月2日)以降、申請時に1歳未満である乳児のマイナンバーカードには写真が付きません

と言うのが有ります。

パスポートと違いマイナンバーは申請時に1歳未満であれば写真が付かないのです。
そして、マイナンバーカードの更新は未成年であれば5年後になるので、1歳未満のお子様がマイナンバーカードを作成した場合、5歳台まで顔写真無しのマイナンバーカードになります。

パスポートとマイナンバーを同時に…と言うケースが多い中、意外と両方の事をちゃんと把握して写真撮影に臨まれる方は多くありません。

もしかしたらマイナンバーカード用の写真撮影が難しいと感じる方も多いかも知れません。

でも、スタジオ728ならその辺りも一緒に解決できるので、是非ご利用ください。

完璧なマイナンバーカード写真のための究極ガイド