就活シーズンになると、周囲の友人が「内定決まった」と言う報告に嬉しくもありますが、自分の就活が思うように進んでないとどうしても落ち込んでしまいますよね。
という事で本日は私が心理学的側面から人の考える癖とかその辺の話をしていきたいと思います。
とりあえずこれから内容考えながら書いていくけど、おそらくめちゃくちゃ長いブログになると思います。
※注意※
筆者は一応学校で心理学とか精神医学を学んだり(ン十年前)、他にもここで書けないような心理学や脳科学要素に触れる事が多いので、ある程度の知識はありますが、別に専門家ではないので今回の文章は断定は一切できません。しらんけど。
就活の選考に落ち続けても落ち込まない方法
今回のブログは絶対長くなるんで、先に結論だけ言います。
選考に落ち続けても落ち込まない方法はただ一つです。
気にするな
これだけです。マジでこれだけです。
さて、言ってる事は理解できると思うんですよ。
就活失敗して落ち込んだら、どこか優しい企業が
「おや、キミは就活に落ち続けて凹んでいるね。そんな人材を探していたんだよ」
とか言ってくれるなら落ち込んでいれば良いと思います。
でも、みんな別に落ち込んでたら問題が解決するとか思ってないじゃないですか。
だから、落ち込むだけ無駄だし、引き摺るだけ勿体ない。っていうのも理解はしてると思うんです。
ただ、おそらくコレで納得しない人ってたくさんいると思うのでちょっと違う例で言いましょうか。
例えば、あなたが男性だとして。
仲の良い友人が異性に告白してフラれたとしましょう。
そうすると、多くの人が「気にするなよ、またいい人見つけようぜ」みたいな声をかけると思うんですよ。
で、ちょっと状況を追加して…
例えば、仲の良い友人が異性に告白してフラれたとしましょう。
「おや田中氏、その様子を見るにまたフラれたでゴザルか?もう百連敗ですぞwwwデュフデュフwww」
『まぁ、そうなのだが。そうなのだが、そう痛いところを突かないでほしいですぞw』
「そもそもちょっと可愛いからってみんなのアイドル気取りしてる癖に、田中君の魅力を分かろうとしないあの女が間違ってるのであってふじふじこ」
『オフウwww、吾輩の魅力と言えば今まで民放で放送されたアニメであればほぼ知識として網羅しているというアレですなwwwでもガン〇ムはファースト以外認めませんぞwww』「そうそう田中氏、あんな女の事は気にせず忘れて、早く見つけにいくでござるよ。我々にとってのエルメスタンを」
『出た~!我々にとってのエルメスタン!!!吾輩にとっては理解してくれるララァタンですな!』
「何ガン〇ム繋がりで上手い事言ってるでゴザルか!しかもララァの場合死亡フラグ立ちまくりでwwwデュフwww」
『オウフwww失敬失敬、それじゃあ早速癒されに行きますか!メイドカフェに!』
俺は一体何を書いてるんだろう…。
まぁ、わかると思うんですけど、ミスマッチでしかないですよね。
しかもこのパターン、絶対に上手くいかない未来しか見えないじゃないですか。
まぁ、もしかするとそんな人が好きって言ってくれる人も微レ存ですけど。
二人ともいい感じに認知が歪んでます(笑)
要は、ミスマッチである事を認識出来ない時点で気にしても仕方ないんですよね…。
仮にこれで田中氏にアドバイスするとしても、
「やっぱり昨今の女性はW以降の分かり易くBLとして消費できるガン〇ムの方が人気であるからに、ファースト以外も受け入れるべきではあるまいか?デュフフフ」
みたいなアドバイスしかしないでしょ。
仮に問題があったとして、認知が歪んでるせいでその問題を正しく認識できない状態で出来る事なんて、気にしない事だけなんですよね…。
だって、田中氏に
「いや、お前まず清潔感とそのしゃべり方な、あと自分のファッションセンスおかしいで?その頭のバンダナは何なん?」
みたいなマトモな事言うとするじゃないですか。
田中氏からしたら初手で石破天驚拳食らうようなモンですからね。そんな展開納得できないじゃないですか。なので、改善もまずありえません。
さて、謎にガン〇ムの話をしましたが、とりあえず気にしなくていいです。
ちょっと本筋に戻していきましょう。
認知の歪み=気にしても無駄
さて、田中氏の告白は見事玉砕してますが、そもそも敗因は田中氏に魅力が無い(と言うか、色々間違ってる)からです。
もしかしたら田中氏は超絶イケメンかもしれないんですけど。キャラがキモすぎて無理なだけかも知れません。
で、認知が歪んでる状態で努力したところでどうにもならないじゃないですか。
恐らく努力の方向を間違えて、アニメだけじゃなくて原作まで制覇しよう!とか思っちゃうかもしれません。
いまでしょ!でお馴染みの林先生が
「努力は正しい場所で、正しい方向で、十分な量なされた努力は裏切らない」
と言ってましたが、まさにそれで、モテるためにアニメの制覇は正しい方向ではないです。
どういう事かと言うと、画家としてニューヨークヨークで成功してやる!って思ってる人に必要なのは
・画力
・ニューヨークを拠点にする事
の二つは必須ですよね。
でも、ニューヨークで成功してやる!って思いながら富士山に籠って絵を書いてても意味がないと思うんです。
これが場所。
で、画家として成功するなら画力は必要ですが、画力じゃなくて筋トレしてたら努力の方向が確実に違います。
そして、最後にニューヨークを拠点に、画力を磨いたとしても、それが十分な量なされなければ、やはり意味がなくなってしまいます。
まぁ、この十分な量って言うのが厄介なんですけど。
で、結局認知が歪んでる状態で努力した所で場所や方向が違うのでこういっちゃなんですけど無駄です。
なので、ぶっちゃけ気にしても無駄です。
マインドセットってなんじゃ?
とりあえずマインドセットって良く聞きますよね。
マインドセットってそもそも何かって言うと、Mind Set から来てるんです。当たり前ですけど。
で、mindとsetの二単語じゃなくて、midsetっていう一単語なんです。
意味は単純に「(習性となった)考え方」とか「思考態度」なんですけど、心理学的にはキャロル・ドウェックの成長マインドセットと固定マインドセットが有名すぎて、そっちがメインの使われ方してる気がします。
成長マインドセット:
人間の能力や資質は努力次第で成長させることができるという考え方
固定マインドセット:
人間の能力や資質は一定で決められており変わることはないという考え方
分かり易く言うと、人って頑張ったら割と何でもできるんじゃね?って思う人もいれば、頑張ったって出来ないモンは出来ない。って思う人に分かれるよね。みたいな感じです。
要は、マインドセット自体が
- 生まれながらに持つ性格
- 受けてきた教育
- 経験
- 先入観
- 時代背景などからつくられた物の見方
- 価値観
- 判断基準
- 信念
- 思い込みといったパラダイム
によって構成される思考の癖で、その癖が成長型か固定型かに分かれるよね。って感じです。
前述の例で言うと「魅力=民放アニメの知識」であると言うヲタク界隈の魅力自体を異性としての魅力だと認識している(=認知の歪み)事で起こるミスマッチなのです。
例えば、よく言われる「コップに水が半分入っています」問題。
これを、「半分しか入っていない」と思うか「半分も」入ってると思うか。みたいなやつもマインドセットの一種と言っていいんじゃないでしょうか。
で、多くの人が、成長型マインドセットだけ。とか、固定型だけ。と言った片方しか持ってないわけではなく、どちらも持っているし、ある分野については成長型で、ある分野については固定型。と言ったように、その時々で使い分ける事がほとんどです。
そして、このマインドセットを成長型にするためには、成功体験を積んでいく方法が有用だと思われます。
何故なら、やってきたけど出来なかった。と言う負の条件づけによって固定型のマインドセットが出来上がってしまっているのです。
そりゃーなんどチャレンジしても失敗してたら「次こそは!!」って思いにくいですよね…。
んで、その成功体験を積むに、周囲の環境なども勿論ありますが、基本的には要素を分解して行く必要があります。
二重飛びを飛ぶために
勉強は得意だけど運動が苦手。と言う子がいるとします。
この子は勉強に対しては成長型マインドセットが出来ているけど、運動に対しては固定型のマインドセット。と言う枠組みですね。
さて、運動が苦手だから二重飛びが出来ないとして、どうやったらこの子が二重飛びが出来るようになるのか。
要素を分解して成功体験を積んでもらいましょう。
これは実際に教育現場とかでほとんどの子が出来るようになるやり方らしいんですが、
①ジャンプ中に手を二回たたくリズムの練習
②脇にハンカチやタオルを挟んで縄跳びをする、脇を開かないようにする練習
この二つをやるだけでかなりの子が出来るようになるそうです。
この時に重要なのが、要素を分解しすぎない事で、要素を分解しすぎると何のためにやっているのか。と言う本質を見失った上に、関連性が見つけにくいのに作業量は多いので、何故かやった気になってしまう。と言う最悪のケースが出来上がります。
で、ここで重要なのはAは出来た。Bも出来た。じゃあAとBの組み合わせは頑張ったら出来るかも!と言う形に持っていけるかどうかです。
算数の勉強なんかは分かり易いですよね。
A+Bが出来る。B-Cが出来る。じゃあA+B-Cが…出来るかもしれない!と、少しずつ課題を切り分けて大きな問題に立ち向かう構造です。
正しい努力が出来ていたら
さて、もしも努力の場所も方向も間違っていなくて、正しい努力が出来ているとしましょう。
自分の苦手な事も要素を分解して出来るようになりました。
あと足りないのは量だけです。
ただ、この努力の量と言うのが問題で、結局これに関してはシュレディンガーの猫みたいなモンで、観測が出来ないんです。
努力の量が十分だとしても、もしかしたら恋人がいる人に告白してるかもしれないじゃないですか。
それと一緒で、どれだけ才能があって、魅力もあって、スキルも何もかもあって、どこの会社も喉から手が出るほど欲しい人材だとしても、自分の行きたい企業が求人出してなかったらその時点でほぼ終わりです。
で、この辺は結局自分の力だけではどうにもなりません。
実際に航空業界はコロナ禍の最中新卒採用を止めてましたし、航空業界を志望していた就活生のみなさんは諦めざるを得なかったでしょう。その時点でもうどうにもならない部分はあります。
よって、正しい努力が出来ていたとしても、運に左右される部分はどうしてもあります。
自信の話
恐らく、問題となる要素を分解して少しずつ出来るようになった人は、その分野に関しては成功体験を積む事が出来ると思います。
そして、成功体験を積むとそれが成長型マインドセットの思考に必要な「頑張ったから出来るはず」と言う考え方も持てるかも知れません。
で、ここからがちょっと違う話。
恐らく、固定型マインドセットの人って、何かやってダメだった時って「何でダメだったんだろう」とか「やっぱりダメだったか」とか、そういう風に考えると思うんです。
要素の分解もそうなんですけど、この辺は個人的に感じる自信の話をしたいと思います
多くの人が何か新しい事にチャレンジするとき、自信が無いっていう言い方をすると思います。
「ぜったいイケるっしょ」って思いながら挑戦するのって難しい事が多いです。
でも、自分の得意な分野だったら、挑戦する時も「ぜったいイケるっしょ」とか、ダメだったとしても「そうか、あそこを上手くやれば…」ってなると思うんです。
これって、ひとえに自信があるかどうかだと思うんです。
今までやってきた経験などから、失敗したとしても次に生かすための教訓として捉えられるんだと思います。
自信の正体って何かって言うと、自分が自分を信じられるか。っていう事だと思います。
何を当たり前の事を。って思ってると思いますが、これって意外と難しいんですよ。
例えば、弊社(スタジオ728)が東京で求人を出していて、そこに応募しよ!って思う人がいるとします。
まず、ネットで調べたら出てくる全ての情報を網羅しましょう。
例えば、カメラのナニワ・レモン社・タカチホカメラと言う中古カメラ店と同じお店である事、海外にも支社がある事。
レモン社に関しては独自のWEBサイトがある事。
Wikiなんかも調べたら西部警察のロケ地になったエピソードまで載ってます。
働いてるスタッフがどんな人なのか、実際にいくつかのお店に足を運んでみましょう。
ブログやSNSも運用してるからそれもチェックしましょう。
昔の人も言ってましたが、彼を知り己を知れば百戦殆からず。と言ってました。
まぁ、ある程度相手の情報が分かったとしましょう。
そこに対してどういった人材を必要としているのか想定して、面接の受け答えや自分自信の強みをどう出せるか。
ありとあらゆる出来る限りの手を尽くして尽くして尽くし切って面接に臨んだとしましょう。
で、仮にダメだったとしても「あそこまで頑張ったけどダメだったんなら縁が無かった」みたいな、運とかタイミングレベルの話になってくると思うんです。そうじゃなかったとしても「そうか、あの時のアレが問題だったのかもしれない」みたいな建設的な振り返りが出来ますよね。
これを、中途半端に準備して臨んで行くと「あー、もっとアレしとけばよかった」とか「アレがソレだったらなぁ」って思っちゃうんですよ。
もうコレ以上出来る事は何もない。って思えるほどに準備してたら、おそらく何が起きても諦めが付くと思うんですよね。
結局気にしないのが一番
めちゃくちゃ準備して最大限努力した所で就活や転職、他にも例えば恋愛で告白するとかもそうですけど、兎に角出来る限りの事全部やってダメだったら諦めるしかないじゃないですか。
そこまでやってダメだったら、運が無かった、縁が無かった、タイミングが悪かった。もう自分以外の何かが要因だと思うしかないです。
さっさと気持ち切り替えて次に行く方がよっぽど建設的です。
でも、まだまだ出来る事があったはずなのにそれをやらなかったからダメだった場合。
それはもうさっさと受け止めて課題に対しての要素を切り分けて一つずつクリアして行ってください。
悩んでる暇あるならやっちゃいましょう。ってなるじゃないですか。
出来る事あったけどそれに気付いてないから出来なかった場合。
これなんて結局本人気付いてないんだから気にするだけ無駄ですよ。
どうせなら、俺の事不採用にしたことが御社の一番の損失ですねwww
くらいに思っておけばいいんです。
まとめ
結局、恋愛だろうが面接だろうが採用だろうが、どうあがいたって、テストみたいな絶対的な指標で点数が決まるものじゃないです。
SPIとかのテストもあるけど、結局それで決まるんじゃなくて、あくまでも指標です。
だからこそ、顔採用と言うのが未だにあるし、それが求められてる業態も有るわけです。
結局面接で話してみないとわからないよね。って多くの人が言うのはそう言う部分です。
自分がどれだけ頑張ったとしても、例えば性別で弾かれる事もあるかもしれません。
事実、私が昔務めてたスタジオでは社長の方針で血液型がAB型のスタッフは基本書類落ちでした。
何故なら酷い別れ方をした元奥様がAB型なので、AB型は信用しない。と言うポリシーがあったから。
なんじゃそりゃと思うかも知れませんが、例えば個人事業主で人を雇うと考えたときに、自分の事を昔イジメてた人にめちゃくちゃ似てる人が応募してきたら多分採用しないですよね。絶対事あるごとに嫌な気持ちになるだろうし。
それに似てると思います。
逆に、同じ誕生日だからって言う理由で縁を感じて即採用って言うのもありました。
新卒での選考でも中途採用の選考でも、こういうことはあります。
もうこんなん自分一人が頑張ったところでどうにもならない部分です。
なので、色々説明はしたし納得できない部分もあるかもしれませんが
選考に落ち続けても落ち込んだら負け!
落ち込んでる時間があるなら出来る事やった方がマシ!
って結局はこの結論になっちゃうんですよね…。