マイナンバーカードのメリット・デメリットを簡単に解説!

マイナンバーカード

良い子のみんなへお知らせ。

やぁ!スタジオ728の中の人だよ!
このブログは2016年の9月末に書かれたブログを、2021年4月にリライトしたものだよ。
5年前のブログを見返す事で、当時の予想と今がどう変わってるか見てみよう!

目次の付け足し等はしているけれど、基本的に当時の情報は黒文字、2021年のツッコミ的な文章は赤文字で書くよ!

あと、2016年当時の文章をそのまま載せるのではなく、多少改変はしているけれどそこは目をクローズだぜ!

それじゃあ今回のブログ、行ってみよ~!!

目次(クリックすると各トピックに飛びます)


2016年のマイナンバーについて

今回のブログはマイナンバー制度についてです。 
前回のマイナンバーについてのブログでは、マイナンバーは最強の「身分証明書」になるのかと言う内容でしたが、既にご理解頂いている通り、身分証明書には成り得ません。取り扱いの注意はパスポートの比では有りませんね。 


そこで原点に帰り、マイナンバー制度はなぜ導入されたのでしょうか。 おさらいです。
それは2007年に発覚した「年金記録問題」が決定打になりました。それ以前にも導入は検討されていましたが、デメリットが大きく導入に踏み切れなかったのです。 

2016年当時の記事なので、2007年の年金記録問題について言及されてますね…それでも当時からしても10年近く前。2021年現在からしたら14~15年前…?新成人が小学校入学前後だと思うと、多分このブログを読んでいる若人の殆どは年金記録問題とか知らないんじゃ…。
ちなみに私が覚えてる古い記録はボストン茶会事件ですね。あの時は海に紅茶投げ捨てられて…(略)

ちなみに余談ですが、マイナンバーの前身の制度で住民基本台帳システム(通称 住基システム)を使った住基カードと言うのがありました。
その当時は国民一人一人に番号を振ってSFみたいな管理をするのか。みたいな声がチラホラあった気がします。ただ、私は当時生後3か月で首が座りかけの時期だったので記憶が定かではないのですが…。


マイナンバーカードを作成するメリット・デメリット 2016ver

国民健康保険

マイナンバー制度のデメリットは明らかに 
 ・情報漏洩による損失 
 ・国や自治体によるプライバシー侵害の可能性 
に尽きます。 

先日も米インターネット大手ヤフーが2014年にサイバー攻撃を受け、少なくとも利用者5億人分の個人情報が流出したと発表しています。 
日本のマイナンバーはデータを一元管理していませんが、だからと言って安全が保障されているワケではありません。 


次にメリットに付いて記しますが、まだ施行されて一年に満たないマイナンバー制度にメリットを感じる方は多くありません。
 ・役所での手続きが早く、正確に簡素化される
 ・確定申告、年末調整など納税に係わる時間が短縮される
などです。
しかしながら、国民の義務である納税に平等性が欠けることがあり、それが是正される見込みです。
本職を持ちながら副業(ネットオークション、ホステスなど)で年間20万円超の収入がある場合は確定申告が必要となりますが、それを怠っている人の識別が可能となります。それにより脱税状態なので指摘された場合は七年前まで遡って追徴課税されたり、悪質な場合は犯罪として刑罰に処せられます。
マイナンバーで所得が国に把握されやすくなります。これは明らかに国にとってのメリットですね。


2016年当時予想されていた、マイナンバーカードの利用拡大について。


1、国民健康保険

現行の保険証には顔写真がありませんので、使い回し(なりすまし)があるようです。単に未払いの保険料を正しく徴収するだけではなく、病歴・投薬歴を正確に把握し万が一の対応を誤らないようにするためにもなり、命に係わる問題です。

2、保険
個人や不動産など多額のお金が掛けられる保険です。
何かと物騒な事件の発生もありますので、抑止効果は見込めると思います。

3、クレジットカード

「過払い金返還請求」はテレビ、電車内の広告、インターネットのポータルサイトなどで頻繁に目にします。貸し出す側も借りる側も大切な信用問題です。
これもお金の流れの管理となります。

4、犯罪歴
一人一人に割り当てられる番号がマイナンバーです。従いまして、当然ながら犯罪歴も把握することが可能です。
集合住宅の賃貸などに影響が出てくると考えます。差別にならないよう注意が必要です。

既に導入が閣議決定されているものもありますし、今後、予想される導入を抜粋しました。


マイナンバーカードを作成するメリット・デメリット 2021ver

このセクションは全部2021年になってから2016年の予想?がどうなったのか。と言う部分なので、この項目は全文赤文字だと思って下さいませ…!

まず、デメリット部分から行きましょう。

これについては盗難・紛失における情報漏洩のリスクですが、この辺りは免許を落とした時とか、クレジットカードを落とした時とかととリスク的には変わらない気がします。

だからと言って落としても安心。とかではないです。
ちなみに、紛失した際は「個人番号カードコールセンター」という所に電話したらOKみたいです。

続いてメリットですが、ここは前項の利用拡大と合わせて照らし合わせてみてみましょう。


1:国民健康保険
やっとです、やっとこれが実現しました。
2021年3月よりマイナンバーカードの健康保険証利用が可能となりました。

もちろん、全国でいっきに。と言うわけではなく、対応してくれる所が出来た。と言うだけですが、これから段階的に全国対応していくでしょう…。

ちなみに、厚労省の当該ページマイナンバー公式の当該ページも併せてご参照ください


2:保険

ここは予想とは違ってまだまだの部分ですね。私が調べてる今日現在「マイナンバー 生命保険」でググっても中々それっぽいページは出てきません。
各社マイナンバーの記載が必要な書類だったりがあるみたいですが、申込書類には記載が必要だけど受け取りの際は不要とか、受け取りの際も必要とか、会社や保険の種類によって変わってくる部分だと思います。

イメージで言えば、本人確認書類が必要だけど、その書類はマイナンバーに限定します。みたいな使われ方のイメージに近い気がします。

各種生命保険とかの情報もわかれば、会社員の方は年末調整すごく楽になりそうなんですけどね…。


3:クレジットカード

マイナポイント事業と言うのがありまして、2021年4月末までにマイナンバーカードを申請した方が対象になります。(本来は終わってたけど、半年間延長になってますね…)

カード受け取り後、マイナポイントを申し込んで2021年9月末までに所定のキャッシュレス決済サービスでチャージや買い物をすると、利用金額の25%分のポイントがもらえます。(一人当たり5000円が上限)

これは、キャッシュレス決済の推進とかの部分があると思うんですけれど、これが出来るという事はクレジットカードや〇〇Payとかとの連携も取れるという事です。

2030年くらいでマイナンバーカードが身分証、保険証、免許、クレジットカードetcが一元化されたカードになり、2050年くらいには生体認証とかになるんですかね…?

そこまで行くと、2016年時点の予想の様に過払い金とかの管理や年金・保険料などありとあらゆる管理が一元化されて…なんてSFの世界に一歩近づくのでしょうか?


4:犯罪歴

これもさもありなんな話。人権問題があるから一般に知られることは無さそうだけど、警察のデータベースとかでは普通に使われそうですね。


さて、実際にこうやって2016年時点の予想と照らし合わせると、現状国民健康保険の部分と、クレジットカード(と言うかキャッシュレス決済の一部)でしかマイナンバーカードは有効利用されていないように思えます。


が、こちらのブログで、マイナンバーのメリットについても言及させていただいているように、各種証明書をコンビニで取得できるのは凄いメリットだと思います。

住民票の写し
印鑑登録証明書
住民票記載事項証明書
各種税証明書
戸籍証明書
戸籍の附票の写し

辺りが取得できます(お住いの市区町村によりサービス内容は異なります)

住民票の写しとか、いちいち役所とか出張所に行くの面倒なんですよね。しかも微妙に待つし…。


あとは確定申告にも使えるのは、確定申告をご自身でされてる方には既知の事かもしれません。
これも絶妙に便利ですよね。

こんな風に忙しい方でもコンビニで取得できるのマジで便利です。



まとめ

マイナンバーはメリットもデメリットも非常に大きい制度です。
メリットを生かすために如何に情報漏洩や悪用を防ぎ運用していくのか、国任せではなく一人一人がメリット・デメリットを理解し、国民が国や自治体の動きを見守ることを忘れてはいけません。


と、言うのが2016年のまとめでした。

2021年現在、デメリットらしいデメリットと言えば紛失や盗難のリスクがメインになります。

情報漏洩のリスクに関しては自分だけが気を付けていたら防げるものでもないので、そこが難しい所…。

せっかく番号で個人を紐づけして管理出来るようにしているのだから、給付金とか保険とか、そういった履歴とかもすべて一元管理して上手に運用してほしいものですね。


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